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中村桂子のちょっと一言

館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。

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【遺伝か環境か】

2000.1.15 

 しばらく進化で面倒な話が続きましたので、今日は息抜きに我が家の朝顔の話です。今頃朝顔とはなんと季節はずれなとお思いでしょう。確かにそうなのですが・・・実はそうでないということで話の種(タネ)になるわけです。
 毎年朝顔市から1鉢届けて下さる方があり、朝日のさす窓辺に置いて夏を楽しんでいるのですが昨年はちょっと違いました。元気に葉っぱが茂り、縦横それぞれ10センチもあるような大きな葉っぱになってきたのはよいのですが一向に花が咲かないのです。葉朝顔という新種だろうかと思って、それでも毎朝水をやっていたところ、10月1日に突然花がつきました。以後秋から冬にかけて次々と咲いて、年を越しても・・・葉っぱはだんだん枯れてもう数枚しか残っていない状態なのに、まだつぼみがついて最後の方はちょっとキレギレ、ボロボロの花だけれど一生懸命咲いていたのですが・・・とうとう終りました。いったいこれは何だったのか。とにかく種(タネ)を採りましたので、暖くなったら播いて今年はいつ咲き始めるか見てみようと思っています。遺伝か環境か。また御報告します。

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