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中村桂子のちょっと一言

館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。

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【もっと開かれたものに】

2002.4.15 

中村桂子副館長
 4月1日に書いたこと、気づいて下さいましたでしょうか。2001年4月1日に「競争とお金の遺伝子」という話を書きました。もちろんエープリル・フールです。それから一年、その傾向はますます強くなっているようなので、つい今年も同じパターンになってしまいました。真実ではないけれど願望です。
 ところで、先回御挨拶すると、本気にしていただけないことになりそうなので避けたのですが、4月1日から館長になりました。創立以来、岡田館長のもとで、楽しく仕事をすることができて幸せだったのですが、やはり時がたてば変わらなければならないことも出てきます。岡田館長あっての研究館、そのままの形で続いて生きたいというのが私を初め皆の思いでしたが、そろそろ気楽に仕事をしたいという先生のお気持ちを尊重し、名誉顧問という形で関わっていただくことになりました。
 おかげさまで、この約9年間、「生命誌研究館」という新しい考え方と方法の中で独自の活動ができたと思っています。それを更に発展させると同時に、そろそろ10年、この辺で次の10年を考えることも大事です。というより考えずにはいられない状況になっています。それについては、ここでも少しづつ書いていくつもりです。いずれにしても、これまで以上に「開いた形」にしたいと思っていますので、この欄にもどんどん御意見を下さって、楽しいものを作っていく仲間になって下さい。


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