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「脳の生命誌」(2003年)[35分]

動物はそれぞれの生活に適した脳をもっています。さまざまな行動をコントロールしている脳は、いつ誕生し、どのように進化してきたのでしょうか。
はじめは単細胞のゾウリムシ。「脳の話なのになぜゾウリムシ?」と思われるかもしれませんが、ニューロン(神経細胞)の最大の特徴である電気的な変化を使って、ゾウリムシは泳ぐ方向を判断しています。ゾウリムシが「泳ぐ神経」と呼ばれる由縁を、楽しいパペットアニメで見ていきます。昆虫や軟体動物の脳も登場します。磯で見かけるアメフラシは、肉眼で見えるほど大きいニューロンがたくさんあります。「軟体動物の神経線維は、体が伸び縮みしても切れないのはなぜ?」こんな疑問にも答えます。ヤツメウナギからサメへ、霊長類からヒトへと進化していく脳についても考えます。ここでは食物の採り方に注目して、脳がどうして大型化したのか仮説を立てます。歴史の中で見ると、私たちの脳のことがよくわかるのです。

第45回 科学技術映像際 文部科学大臣賞

構成

第1部:単細胞の見事な環境適応
弟2部:脳の誕生
第3部:大型化した脊椎動物の脳
第4部:さまざまな脳の進化
第5部:器官に過ぎない脳

クレジット

協力

秦羅雅登・勝山成美/日本大学医学部
中岡保夫/大阪大学大学院基礎工学研究科
木村文隆/大阪大学大学院医学研究科
小泉 修・美濃部純子/福岡女子大学人間環境学部
阿形清和/理研神戸発生・再生科学総合研究所
畠 義郎/鳥取大学医学部
市川敏夫・山脇兆史/九州大学大学院理学研究院
黒川 信/東京都立大学大学院理学研究科

撮影協力

標津サーモン科学館
浦堂保育園
東京都渋谷区立本町中学校
日産自動車株式会社 栃木工場

制作協力

  • ソニーPCL株式会社 ・キャプテン ・マック海洋研究所
  • 有限会社 山口進事務所 ・株式会社テイク・オーシャン
  • Studio HB

企画・制作

鳥居信夫・工藤光子・中村桂子/JT生命誌研究館