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この写真は、かみそりで切り取ったアゲハの複眼に切り口から光をあて、目の表面から撮影したものです。6角形は複眼を構成するひとつひとつの個眼です。赤や黄色は、それぞれの個眼にあるフィルターの色です。 アゲハ複眼には6種の色受容細胞が見つかっています。一方、1つの個眼には9つの視細胞があります。9つの視細胞がそれぞれ何色の受容細胞かを丹念に調べた結果 、個眼には色受容細胞の組合わせの違う3つのタイプがあることが分かりました。写真の赤、黄、白(薄いピンク)はそれに対応しています。色フィルターは、個眼内部の色受容細胞の性質をきめるのに欠かせないものです。 アゲハの行動をよく観察すると、蜜を探すときに色がとても大切な情報であることも分りました。どのようなしくみで脳が「色」を作っているのか、なぜこんな複雑な複眼が発達したのか、疑問は尽きません。そういう疑問にひとつひとつ答えて行きたいと考えています。 |
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