私たちのおこなっている高度な精神活動(知・情・意)は、すべて脳の働きで実現されています。脳がどのように働くことによって高度な精神活動、例えば、人の顔を見て「誰々さんだ」と認識したり、小さな頃の記憶を鮮明に持ち続けたり、嬉しい・悲しいといった感情を生み出すのでしょう?こうした疑問の答えを探そうと脳の研究をしています。現在興味を持って研究していることは大きく以下の3つです。
<複雑なもの対象を見て認識する脳の働き>
私たちは、非常に複雑な対象を見て認識することができます。「人の顔だ」、「自動車だ」「桜の花だ」と認識することは非常に容易くて、脳が一生懸命働いていると自覚できないほどです。しかし、同じことをロボットにさせようとするとその難しさが良く解ります。脳のどの場所がどのように働くことによって複雑な対象を見て認識することができるのでしょう?家族の顔を多くの顔から区別
したり、自分の家を他の家と区別したりできるでしょう?人間やサルを対象に脳の働きを調べています。
<コミュニケーションに関わる脳の働き>
社会生活を送る上で他人とコミュニケーションをとることは非常に大切です。言葉を使ったり、表情や身ぶり、声の抑揚などを使ってさまざまなことを相手に伝えます。脳のどの場所がどのように働くことによってこうしたコミュニケーションが可能となっているのでしょう?人間やサルを対象に脳の働きを調べています。
<異なる種類の情報の統合の仕組み>
さまざまな感覚情報を脳は受け取っています。眼からの視覚情報、耳からの聴覚情報、皮膚からの触覚情報、鼻や口からの嗅覚や味覚の情報などがあります。私たちが自分の周りの環境を正しく理解し、環境に応じ適切な行動を行なうためには、こうした異なる種類の情報を脳が上手く統合する必要があります。どのような仕組みで脳は異なる種類の情報を統合しているのでしょう?サルを対象に脳の働きを調べています。 |
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