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細胞生物学 ヒト 北海道、東北
  血管の出来あがる仕組みを研究し、治療に応用する
顔写真
氏名   佐藤 靖史
name Yasufumi Sato
e-mail y-sato@idac.tohoku.ac.jp
住所1 東北大学加齢医学研究所腫瘍循環研究分野
住所2 なし。
telephone 022-717-8528
facsimile 022-717-8533
住所3
さとう・やすふみ/ 1978年神戸大学医学部卒業、同第三内科に入局して臨床に従事。糖尿病や脂質代謝異常などの患者を診る機会が多く、とくに血管合併症を制御することの重要性を痛感した。1982年郷里の大分医科大学一内科(高木良三郎教授)に移籍。内科臨床の傍ら、生化学教室の桑野信彦教授に基礎研究の剰ほどきを受けた。その後、高木良三郎教蒸より血管内皮細胞の研究を命じられ、血管内皮細胞を用いてin vitroで血管を作らせるという細胞生物学的研究に魅了された。 1987年から1989年にかけて2年半、New York University Medical CenterのDaniel B. Rifkin教授のもとに留学。血管内皮細胞と増殖因子についての研究を行い、細胞の挙動を丹念に観察することとアイデア勝第で、思いもよらないような研究が展開することを体験した。
 帰国後も大分医科大学一内科において、臨床の傍ら血管生物学の基礎研究を続けていたが、縁あって1994年、現在の職を得た。臨床から基礎に転じる際にはいろいろと思い悩むこともあったが、今は自ずと道は開けると実感している。
 良い研究対象と出会うことと、良い先輩と出会うこと、この2つに恵まれた人は幸せです。しかし、この幸せは待っていてもやって来ません。若い間に懸命に探すことです。
もっと詳しく知りたい方へ
スライド、この一枚

  血管は、酸素や栄養物を供給し、老廃物を取り除くという重要な役割を担い、身体のすみずみに張り巡らされています。血管は内腔を覆う一層の内皮細胞とその外側を囲む壁細胞から出来ています。そして、血管は内皮前駆細胞が内皮細胞に分化して管腔を形成し、さらにその飾囲の間葉系由来の壁細胞が取り囲むことで形成されます。
 このような血管の形成はさまざまな病気でも起こります。例えば、癌は自分が発育するために必要な血管を作ります。そして、癌の血管形成は転移に直結します。そこで癌の血管形成を阻止する、いわば“癌の兵糧攻め”が注目されているのです。これとは反対に心筋江塞や脳梗塞など血管が詰まる病気では、新しい血管を作って詰まった部分の血流を回復させる治療法、いわば“血管再生”が21世紀の治療法として期待されています。

 私たちは「血管が形成されるしくみ」を研究し、このような疾患に対する升療に役立てたいと考えています。具体的には、血管形成の過程では血管内皮細胞にさまざまな遺伝子が発現しますので、それらを調節する転写因子の機能を解析し、転写因子の機能を制御することで、血管形成を制御しようとしています。
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