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![]() マボヤ未受精卵は第一減数分裂中期で分裂を停止しているが,精子との出会いによって減数分裂を再開し,卵前核と精子前核の合体で受精核ができ,受精が成立する.受精卵は,引き続き,卵割を繰り返し,胚発生が進行する.この受精過程において,マボヤ卵は形態を変化させる(卵黄膜上昇と卵割).この形態変化を指標にし,プロテアーゼに対する特異的阻害剤を用いて,受精過程の各ステップに関与すると推論したプロテアーゼ群をスライド上段に示した.それらプロテアーゼの関与は,純化した各プロテアーゼの特性を解析することによって確かめられている.巨大分子複合体であるプロテアソームの場合,精子プロテアソームは精子の卵黄膜への結合と卵黄膜通過に関与し,一方,卵プロテアソームは卵細胞分裂に関与する.後者の場合,プロテアソームは,細胞周期制御蛋白質のユビキチン依存的分解を行うことによって細胞分裂周期の進行を制御する一方で,細胞内で一過的に上昇するカルシウムシグナルを受けて自らを活性化することによって細胞分裂周期のタイミングの決定に関与すると推論している. |
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