1. トップ
  2. 季刊「生命誌」
  3. 季刊「生命誌」92号
  4. RESEARCH 細胞社会を考える 植物(多細胞化・ゲノムセット)

RESEARCH

細胞社会を考える
植物
(多細胞化・ゲノムセット)

ヒトのからだは、父母由来の2セットのゲノムをもつ複相の細胞からなります。日常眼にする生きものの多くは、私たちと同じ複相の多細胞生物です。しかし植物の場合、たとえばお寺の庭で出会うコケは、多細胞でありながらゲノムが1セットの単相です。植物は動物とは異なる進化の道を辿ったので、このようなことが見られるのです。

ここでは、緑藻での多細胞化を段階的に探る野崎久義さんと、陸上植物での単相・複相交代の鍵となる遺伝子を追う榊原恵子さんの研究を取り上げます。植物独自の進化過程を知るために重要な二つの側面です。

 



 

季刊「生命誌」をもっとみる

オンライン開催 催しのご案内

その他

4/5(金)まで

桜の通り抜け(JT医薬総合研究所 桜並木) 3/26〜4/5