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2024.04.27

ムシ語とサイボウ語の聞き取り講座、ありがとうございました

柏原瑞可

中村桂子先生、アーサー・ビナード様

先日は素敵なひとときをありがとうございました。対談のタイトルを伺った時に「これはもう、絶対聴きにいかなければ!」と確信しワクワクしていましたが、その期待をはるかに上回る素晴らしさでした。
ウクライナ侵攻以降、次々と起こる辛い出来事の報道に打ちのめされ、文字通り途方にくれていました。今回のお二人の深く美しい言葉の交歓は時に鋭く、しかし常に暖かいユーモアに満ちていて私が求めていたひとつの答えを与えて頂いたと感じています。紙芝居から伝わる小さな小さないきもの達の声は、絶望から生まれる希望の言葉なのだと。
そして賢治の作品を読むたびに、「これは私に向けられた言葉だ」と確信してきましたが、これは「私たちの中の私」に向けられていたのだなと改めて気づかされました。丸木さんご夫妻の絵にも同じ力が宿っているのでしょう。あの黒猫さんの緑色の眼差しを、ずっと心にとどめておきたいと思います。
今回の対談の素晴らしさを、早速京都や東京の友人たちに伝えています。是非とも、第二段を企画して頂けませんでしょうか?
心よりお待ちしています。
研究館の皆様、本当に素晴らしい機会をつくって頂き誠にありがとうございました。

2024.05.01

1. 中村桂子(名誉館長)

 柏原瑞可様

 遠くからお越しいただきありがとうございました。ビナードさんには以前からお話を伺いたいと思っていたのですが、コロナ騒ぎで延び延びになっていました。科学と文学の対話などといういい加減な話ではなく、生きることを原点に考える者同士の話し合いをしたかったのです。期待通りのお話が伺えて、楽しい時間を持つことができました。それを共有していただけてとても嬉しいです。ビナードさんの生命誌への期待は、まさに私がやらなければならないと思っていることですので、これからも応援して下さるようお願いしました。東京までの新幹線の中でも話は尽きませんでした。

                      中村桂子

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