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館長・顧問より

名誉館長

名誉館長よりご挨拶

今年の初めに館長としての御挨拶を書きましたが3月で退任、4月からは名誉館長として生命誌研究館のこれからに関わることになりました。よろしくお願いいたします。

「名誉」は他によい言葉がないのでついている飾りとして、実情は東京に部屋をいただき活動を続けることをお許しいただけたということです。なんとありがたいことかと感謝の気持で、何か意味のあることができるようにと願っています。

今のところ、思い描いているのは次の三つです。

① 高槻でのBRH活動の応援(余計なことをして邪魔をしないよう気をつけて)東京という地の利を生かしての発信の手伝いなどできると嬉しいです。

② 外との関わりを広げる役割
「人間は生きものであり、自然の一部」というあたりまえのことを科学・研究という言葉で狭くせず、女性、子どもなどへの広がりを考えます。

③ 生命誌再考
東日本大震災で社会は変るかと思いましたが、変りませんでした。この時「科学者が人間であること」を考えました。新型コロナウィルスで変らなかったら、あまりよい未来は描けないと思えるので、ここで考えなければなりません。「自然の中にありながら人間のもつ能力を徹底的に生かす」としたらどうなるか。その能力としてはもちろん科学もありますが、科学・科学者にこだわらず考える必要があるかなと思っています。

根がのんびり屋の怠け者なので、ゆっくりになると思いますが、どこかで何かが御一緒できることを願っております。御連絡下さいませ。
よろしくお願いいたします。

2020年4月1日
中村桂子