季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。
“細胞”での検索結果を表示しています。(105 件の記事が該当しました)
RESEARCH
高度な触覚センサとして活躍する小さな細胞
仲谷正史
2008年東京大学大学院情報理工学系研究科修了。博士(情報理工学)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科訪問研究員、コロンビア大学医療センター博士研究員などを経て、2016年より北海道大学電子科学研究所学術研究員。共著書『触楽入門』(朝日出版社)を2016年1月に刊行。
RESEARCH
からだの中を動きまわる免疫細胞
片貝智哉
ウイルスや細菌など、いつ、どこから体内に入ってくるかわからない病原体(異物)を見つけて排除するしくみを免疫と呼び、免疫細胞は体内を常に見回わっている。私たちは免疫の前線基地であるリンパ節での細胞の動きに注目し研究を続けてきた。
RESEARCH
トマトの実を育む細胞壁の変化
岩井宏暁
花は受粉が終わると、次世代を生む種子を育む実をつくる。この過程で、役目を終えた花は「落花」により、熟した果実は「落果」によって茎を離れる。これは劣化や衰えによる現象のように見えるが、実はここに植物細胞の巧みなしくみがあることをトマトで明らかにした。
キーワード
RESEARCH
分子が関わりあう人工細胞から生命を考える
栗原顕輔
2010年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。同研究科技術補佐員、東京大学複雑生命システム動態研究教育拠点特任研究員を経て、2014年より自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンターおよび分子科学研究所特任准教授、東京大学複雑系生命システム研究センター学外連携研究者。
RESEARCH
腸の活発な新陳代謝を支える幹細胞とそのニッチ
佐藤俊朗
2003年慶應義塾大学医学部大学院単位取得退学。2004年博士(医学)。同大学COE特別研究員、米国Stowers Institute for Medical Research研究員、オランダHubrecht Institute研究員を経て、2011年より慶應義塾大学医学部消化器内科特任助教。現在、同大学特任准教授。
写真:研究室のメンバーと(筆者:中央)。
RESEARCH
ヒトから知るエピジェネティクスと進化
有馬隆博
1986年鳥取大学医学部卒業。1993年九州大学生体防御医学研究所附属病院助手(医学博士)。英国ケンブリッジ大学Wellcome CRC研究所リサーチフェローを経て、2006年より東北大学大学院医学系研究科助教授(准教授)。2010年より同情報遺伝学分野教授。
SCIENTIST LIBRARY
大腸菌から霊長類へ、進化し続ける脳と私
山森哲雄
1950年
富山県生まれ
1969年
京都大学理学部入学
1974年
京都大学大学院理学研究科入学
1981年
コロラド大学研究員
1986年
カリフォルニア工科大学研究員
1991年
理化学研究所フロンティア研究員
1994年
基礎生物学研究所教授
2015年
理化学研究所脳科学総合研究センター チームリーダー
RESEARCH
父由来のミトコンドリアゲノムが消されるしくみ
佐藤 美由紀
東京大学理学部卒業。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。理化学研究所基礎科学特別研究員、ラトガース大学研究員、群馬大学博士研究員、助教を経て、2013年より同大学生体調節研究所生体膜機能分野准教授。
SCIENTIST LIBRARY
プロテアソームの発見から生命科学の中枢へ
田中啓二
1949年
徳島県生まれ
1968年
徳島県城北高等学校卒業
1972年
徳島大学医学部栄養学科卒業
1976年
徳島大学附属酵素研究施設・助手
1980年
医学博士取得
1981年
米国ハーバード大学医学部生理学部門研究員(〜1983年)
1995年
徳島大学酵素科学研究センター・助教授
1996年
(財)東京都医学研究機構東京臨床医学総合研究所分子腫瘍学研究部門・部長
1998年
東京大学大学院新領域創成科学研究科連携講座教授
2002年
(財)東京都医学研究機構東京都臨床医学総合研究所・副所長
2006年
(財)東京都医学研究機構東京都臨床医学総合研究所・所長代行
2011年
(財)東京都医学総合研究所・所長 / 日本学術会議会員
2012年
(公財)東京都医学総合研究所・所長
1988年
日本生化学会奨励賞
2003年
内藤記念科学振興賞
2004年
上原賞
朝日賞
2005年
東京スピリット賞
2007年
東レ科学技術賞
2009年
武田医学賞
ナイスステップ研究者賞
2010年
日本学士院賞
徳島新聞賞
徳島大学栄誉賞
2011年
日本内分泌学会マイスター賞
慶応医学賞
RESEARCH
細胞膜の過剰生産が起こす細胞分裂
川合良和
2003年奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)バイオサイエンス研究科博士課程修了。博士(バイオサイエンス)。NAISTポスドク研究員を経て、2006年よりニューキャッスル大学(英国)医学部(Centre for Bacterial Cell Biology)上級研究員(ポスドク)。
TALK
細胞という知能を理解したいと
冨田勝 × 中村桂子
1957年東京生まれ。慶應義塾大学工学部数理工学科卒業、カーネギーメロン大学コンピュータ科学部大学院修了後、同大学准教授、同大学自動翻訳研究所副所長を務める。1990年より慶應義塾大学で教鞭を執り、後に同大学環境情報学部教授、同学部長を歴任。2001年より同大学先端生命科学研究所(IAB)所長。Ph.D.(情報科学)、工学博士(電気工学)、医学博士(分子生物学)。
RESEARCH
形を生み出す相互作用
小田 祥久
2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。同年東京大学大学院理学系研究科研究員を経て、2011年より同大学助教と科学技術振興機構さきがけ研究者を兼任。
RESEARCH
ロバスト性を支える機構を解明する
森 浩禎
1985年京都大学理学研究科修了後、熊本大学医学部助手、 京都大学ウイルス研究所助手を経て、1996年より奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科教授。理学博士。
TALK
短歌と科学、定型の中に生まれる遊び
永田和宏 × 中村桂子
1947年滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。後に結婚する河野裕子らと共に大学時代から本格的に短歌を始め、高安国世氏に師事。森永乳業に就職後、京都大学胸部疾患研究所で市川康夫氏に細胞生物学を師事。米国NIHに留学しコラーゲン特異的分子シャペロンを発見する。京都大学再生医科学研究所教授を経て、京都産業大学総合生命科学部教授・学部長。現在、宮中歌会始詠進歌選者を務める。
RESEARCH
カイメンの幹細胞から見る多細胞化の始まり
船山典子
1993年東京大学博士課程修了。博士(医学)。米国Gumbiner研究室でポスドク、北里大学理学部助教を経て、2006年より京都大学大学院理学研究科准教授。カワカイメンの幹細胞システム、骨片骨格形成過程などを細胞・分子レベルで研究している。
キーワード
SCIENTIST LIBRARY
死の側から生を見る分野を確立
長田重一
1949年
石川県生まれ
1977年
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
東京大学医科学研究所助手
チューリッヒ大学分子生物学研究所研究員
1982年
東京大学医科学研究所助手
1987年
大阪バイオサイエンス研究所分子生物学研究部部長
1995年
大阪大学大学院医学系研究科教授
2002年
大阪大学大学院生命機能研究科教授
2007年
京都大学大学院医学研究科教授
RESEARCH
粘菌のふるまいに見る自己組織化の始まり
澤井哲
東京大学大学院総合文化研究科准教授。2001年東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。2001-2005年プリンストン大学分子生物学部博士研究員、JST ERATO複雑系生命プロジェクト(総括:金子邦彦教授)グループリーダーを経て、2008年より現職。
RESEARCH
細胞のダイナミズムが生み出す
秋山-小田康子
日本学術振興会特別研究員。1998年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。科学技術振興機構さきがけ研究21研究員、生命誌研究館奨励研究員などを経て、2009年より現職。2001年より生命誌研究館ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボにて研究。
RESEARCH
生きた膜を支える脂質の分子運動
梅田真郷
1983年東京大学薬学系大学院博士課程修了。薬学博士。東京大学薬学部衛生裁判化学教室助手、東京都医学研究機構、東京都臨床医学総合研究所を経て、2003年より京都大学化学研究所複合基盤化学研究系超分子生物学教授。
SCIENTIST LIBRARY
自分を食べて生き残る細胞に魅せられて
大隅良典
1945年
福岡県生まれ
1967年
東京大学教養学部卒業
1972年
東京大学理学系研究科a
博士課程修了
1974年
米国ロックフェラー大学研究員
1977年
東京大学理学部助手
1986年
東京大学理学部講師
1988年
東京大学教養学部助教授
1996年
岡崎国立共同研究機構(現自然科学研究機構)基礎生物学研究所教授
2009年
東京工業大学統合研究院特任教授
-
2024年
「わたし」はわたしだけではない
-
2023年
生きものの時間2
-
2022年
生きものの時間
-
2021年
自然に開かれた窓を通して
-
2020年
生きもののつながりの中の人間
-
2019年
わたしの今いるところ、そしてこれから
-
2018年
容いれる・ゆるす
-
2017年
和なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる
-
2016年
ゆらぐ
-
2015年
つむぐ
-
2014年
うつる
-
2013年
ひらく
-
2012年
変わる
-
2011年
遊ぶ
-
2010年
編む
-
2009年
めぐる
-
2008年
続く
-
2007年
生る
-
2006年
関わる
-
2005年
観る
-
2004年
「語る」 「語る科学」
-
2003年
「愛づる」 「時」
-
2002年
人間ってなに?
-
2001年
「生きものが作ってきた地球環境」ほか
-
2000年
「骨と形 — 骨ってこんなに変わるもの?」ほか
-
1999年
「化学物質でつながる昆虫社会」ほか
-
1998年
「刺胞動物を探る サンゴの一風変わった進化」ほか
-
1997年
「花が咲くということ」ほか
-
1996年
「ゲーリング博士が語る 目の進化の物語」ほか
-
1995年
「生き物が語る「生き物」の物語」ほか
-
1994年
「サイエンティフィック・イラストレーションの世界」ほか
-
1993年
「生き物さまざまな表現」ほか
季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。
-
動詞で考える生命誌
生命誌では生きものの本質を知る切り口となる動詞を探し、毎年活動のテーマとしてきました。これらの動詞を出発点として記事を巡る表現です。生命誌の活動の広がりと、独自の視点でのつながりが見えます。
- PC閲覧専用コンテンツです。
-
生命誌の世界観
科学、哲学、美術、文学など多様な分野の記事を「生命誌の世界観」の上に置き、統合する表現です。「生きている」をさまざまな視点から見つめてみませんか。
- PC閲覧専用コンテンツです。
-
生命研究のあゆみ
日本の生命研究の基礎をつくった研究者が自らの人生を語るインタビュー記事(Scientist Library)を総合する表現です。先生方の研究人生と、分子生物学誕生からの生命研究のあゆみを重ねた年表から記事が読めます。
- PC閲覧専用コンテンツです。