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2012年2月1日 相手の言うことをよく聞き、それから考えましょう 一月の〈ちょっと一言〉に、BRHの基本はそのままにコツコツと事を進めていくのが今年の姿勢ですと書きました。今年の姿勢などと申しましたが、振り返ってみますと、いつも年の始めにさてと考えては、やはりコツコツしかないという答を出しているなと思います。こうして20年たってしまったというのが本音です。ただ今年は、まわりが変わったと感じています。その気持を表わすのはとても難しいのですが、社会の支えが消えたような気がするのです。今まであった支えがとてもよかったというわけではありません。反対する相手もしっかりしていてくれなければ、うっかり反対もできないという意味での支えです。わかりやすかったのは、冷戦時代です。共産主義のソ連と自由主義のアメリカ。どちらも問題を抱えながらも、それぞれの主張は明快でした。そんな中でソ連が崩れ、ベルリンの壁が壊されるという流れになり、これで未来は明るいと思ったのがまさに生命誌を始めた頃でした。でもその後の社会は、生命誌から見て好ましいものにはなりませんでした。そして今では経済も政治も学問も生活もお手本がないという感じです。そして今年はそれがとてもはっきりと見えてきたように思います。難しいことになりました。まわりが変わったと書いたのはこのことです。 でもこれってすばらしいことなのかもしれません。一人一人が自分で考えて行動すれば何かができる可能性が出てきたとも言えるのですから。もちろんそれは、何も考えずにいたらひどいことになるということでもありますけれど。確かに自分で考えて行動する人が少しづつふえているような気がします。もしかしたら、暮らしやすい社会になるかもしれませんね。ただ、この場合、皆が相手のいうことをよく聞かないとメチャクチャになるでしょう。そこでBRHでは、今年「対話」を大切にしていこうという約束をしました。まず人の言うことを聞くことから始めて、一人一人が考える人になれるとよいなと思っています。 ところで今、表現セクターの仲間を募集しています。楽しい表現は今とても大事になっていますので、一緒に考える新しい仲間が欲しいのです。御自身でも周囲の方でもホームページの要項を見てお考え下さるとありがたく思います。 【中村桂子】 |
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みなさんからのご意見
天の高みを見上げても切りがないが、生活の足元は土に根付いている
投稿日:2012.01.23 ニックネーム:hon no mushi
(続きとなります…そうした市は)非日常的な奢侈的色彩の濃い、一般的な農民が普通には必要としない…欲望をかきたてる場所…(貨幣の流通、消費経済の発達、都市や官人の成立…)≫(付足…鈴木善幸元首相は地元三陸漁師の反対の意を汲んで原発の地元建設をはぐらかし続けたと朝日の記事にありました)
≪「塵俗からの解脱という願いを持ちながら、当の解脱を願う理由ともなった『絆』の中に、かえって束縛されることしか安らぎがないのだという、(山上)憶良のモノローグであった」(という長歌「倍俗先生」とその反歌、また、よのなかを憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ…という反歌には)子どもは愛しい、しかし煩わしいものだ…いっそどこかへ行ってしまいたいと思うけれども、子どもを思うと…それがまた煩わしい−おそらく…考えることを停止しないかぎり悩み続けるしかない。それが憶良の「思ひ」であり「惑へる情(こころ)」なのである。それゆえに憶良は、完全なる「他者」になりきることができないのであり、「鳥」になって世界を俯瞰することなどとうていできるわけがないのである≫
以上、気になる箇所を上げましたが、哲学の教科書からも少し…
≪われわれは言う。「彼は無為の中にその一生を過ごした」「ぼくは今日何もしなかった」−と。冗談ではない。君は生きたではないか。それこそ、君たちの仕事の根本であるだけでなく、その最も輝かしいものではないか。−「もし大事業をする好機が与えられたなら、ぼくもこの腕前を見せてやったのに」と君は言うが、もし自分の生活を考え導くことができたのなら、それだけで君はあらゆる事業のうちの最も偉大な事業を成しとげたことになる。…われわれの偉大で光栄ある傑作とは、ふさわしく生きることである。そのほかのことは、統治することも、お金をためることも、家を建てることも、皆、せいぜい付帯的二次的な事柄にすぎない≫






