1-1 季刊「生命誌」

カードを楽しみ、細かな内容はWEBで読むというユニークな組み合わせの季刊誌です。

2006 Biohistory's Theme 年間テーマ「関わる」 第1回 第2回 第3回 第4回 年刊号

全ての生きものがもつ関わり

 分子から人間まで、生きものに関わるものは、全て「関わり」の中にある。その中でRNAをとりあげ語り合った。DNA→RNA→タンパク質という図式で教科書に登場しながら中間管理職(?)のようにちょっと影が薄かったRNAに最近光が当たっている。DNAのように情報をもち、タンパク質のようにはたらく両刀使いが、生きものらしさを支えているとわかってきたからである。中村義一さんを叱ったのではなく、RNA研究の面白さを強調したのである。
 リサーチ。単細胞生物の細胞性粘菌は、時にナメクジやキノコになる形の変化につれて多細胞化の過程を見せる人気者。その陰にあるゲノムのはたらきを見た。狩猟生活者グイは、動物と一体感をもちながら、「強い他者」としてのライオンに重要な役割を与えることで、秩序を作っている。細胞と種。共に関わりの重要さが見える。
 サイエンティストライブラリーは「ヒマワリは本当に日と共にまわるのか」という子供時代の問いを抱き続け、植物生理学を追究した柴岡弘郎さん。「植物に聞く」に徹する姿勢が見事だ。
 “関わる”を軸にさまざまなテーマを展開したこの1年。あらためて、関わることが生きることであると実感できたのではないだろうか。

生命誌ジャーナル目次

TALK 対話を通して

歴史ゲノム [地域が育む原点]
情報と機能をもつ古くからの働き者
中村義一 東京大学医科学研究所 教授
中村桂子 JT生命誌研究館 館長

RESEARCH 01 研究を通して

進化細胞細胞性粘菌のゲノムでみる多細胞化の舞台裏
漆原秀子 筑波大学大学院生命環境科学研究科

RESEARCH02

思考生態系他者の象徴としてのライオン
菅原和孝 京都大学大学院人間・環境学研究科

SCIENTIST LIBRARY 人を通して

人生細胞植物を見る、植物に聞く
柴岡弘郎 大阪大学名誉教授
ジャーナル記事のエッセンスが詰まった
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年間テーマ関わる 「愛づる」、「語る」、「観る」と動詞で考えてきたここ数年。今年は「関わる」です。生きていることは関わることであると言ってもよいでしょう。DNA、RNA、タンパク質などの生体分子も相互の関わり合いが重要です。「細胞社会」という言葉があるように、細胞はすべて相互に関わり合い、話し合っています。個体も同じです。人間の場合、それに加えて意識して作り出す関わりが大事です。言葉によるコミュニケーションです。しかしこの能力をもつが故に生み出した文明は、皮肉なことに時に関わりを絶ちます。どのような文明をつくり、どう生きることが人間の能力を生かすことになるのか。日常から、そして学問から考えていきます。

生命誌年刊号
『関わる』生命誌年刊号 2006
(B5版・216ページ)
定価:1,600円(税込)
発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社
発行日:2007.05.01
『関わる』生命誌年刊号 2006  中村桂子 編集
季刊「生命誌」49号〜52号を一冊の本にまとめました。

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