生命誌ジャーナル41 2004年 夏号

カードを楽しみ、細かな内容はWEBで読むというユニークな組み合わせの季刊誌です。

2004 Biohistory's Theme 年間テーマ「語る」「語る科学」 第1回 第2回 第3回 第4回 年刊号
 生命誌はゲノムに書かれた生命の歴史物語を読みとき、生きているのはどういうことか、私たちはどこから来て、どこへ行くのか、自然とは何かという日常の問いに向き合っています。実際には、生命の歴史性、共通性、多様性に注目して研究を進めているのですが、その中でこれまでの数式・定量による理解が科学であるという枠に疑問が生まれました。そんな時、自然は数式と言語と図像で描かれているという言葉に出会い、これだと思い、今年のテーマは「語る」です。
  トークのお相手、望遠鏡すばるを通しての宇宙の物語を語る小平さんは古くからの友人。新しい知に向けて共に歩んでいます。リサーチは地球に描かれた縞から物語を読みとる安田喜憲さん。人類の未来を考える新しい学問に燃えています。大村敬一さんのイヌイトの話はまさに「語り」を考えさせます。ササラダニと40年の青木淳一先生の自然への愛情と地道な学問の進め方は、多くの方に知って頂きたい「語り」に満ちています。(中村桂子)
 TALK −対話を通して−
語る
理解と価値をつなぐ 
小平桂一 総合研究大学院大学長
中村桂子 JT生命誌研究館館長
 RESEARCH −研究を通して−
語る科学
環境と文明の関係、そして近未来を語る年縞 
安田喜憲 国際日本文化研究センター教授
「野生の科学」の可能性−イヌイトの知識と近代科学 
大村敬一 大阪大学言語文化部
 SCIENTIST LIBRARY −人を通して−
ササラダニの分類から学んだ自然 
青木淳一
横浜国立大学名誉教授、神奈川県立生命の星・地球博物館館長

<< 前の号へ >> 次の号へ

年間テーマ語る 人間の知的活動は、自然という書物を読もうとするところから始まりました。その中で科学は、数学という誰もが納得する方法で自然のもつ秩序を示してきました。しかし、研究が進むにつれて、秩序の奧にある混沌が見え、そこにふしぎがたくさんあることがわかってきました。宇宙、地球、生きもの、人間。それぞれが持つ、矛盾をも含んだ秩序を知るには、対象を分解し尽くそうとせずに、言葉やイメージの持つ力を活かして「語る」ことが必要だろうと思うのです。生命誌は生きもののもつ歴史物語りを語る知です。細分化した科学ではなく、自然そのものを知る「知」を創り出す第一歩がここにあります。

ジャーナル記事のエッセンスが詰まった
CDサイズのカード読み物
カードサンプル 41号のカードのサンプルをご覧になれます。
サンプルはこちら
※年4回(5月、8月、11月、2月)刊行予定
※FlashPlayerのバージョン6以上が必要になります。見ることができない方はこちらからダウンロードしてください。
カードにだけついてくるおまけやBRH活動情報がたくさん!
  無料送付お申し込み ※最新号からのお届けになります。
バックナンバー一覧

生命誌年刊号
『語る科学』生命誌年刊号 2004
(A5版・220ページ)
定価:1,600円(税込)
発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社
発行日:2005.05.01
『語る科学』生命誌年刊号 2004  中村桂子 編集
季刊「生命誌」41号〜44号を一冊の本にまとめました。

年刊号の購入について
『語る科学』生命誌年刊号 2004は、全国書店でお求めになれます。
※研究館グッズコーナーおよび通信販売でも取り扱っています。

※図書館などの公共施設での閲覧・貸し出し用として、一冊に限り無料で寄贈しています。ご希望の方は下記の申し込みフォームよりご相談ください。
公共施設向け申し込みフォーム

BRHメールマガジン
毎月1、15日に生命誌研究館の催し、ホームページの更新情報、刊行物「季刊・生命誌」の情報などをお届けします。下記フォームよりお申し込み下さい。

BRHメールマガジン申し込みフォーム

ご意見、ご質問
季刊「生命誌」へのご意見・ご感想はこちらから 
  • 生命誌の広がり
  • 生命誌の広場

ページの先頭へ