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中村桂子
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2018年が始まりました。BRHは1993年創立ですから今年が25周年になります。特別の行事は考えていませんが、これまでの歴史を踏まえて新しい展開を考えるところにきていると思っています。館のメンバー全員が今大事なことは何であるかを考えて、自分のBRHをつくっていく挑戦の年にしたいと思います。

「人間は生きものであり、自然の一部である」。とてもあたりまえのことですが、これをよく考えることがこれまで以上に大切になっていると思うのです。

たとえば、これからはAI(人工知能)の時代だと言われます。時にはAIが人間を超えるという人さえいます。でも生きもの研究の立場からすると、「人間とはなにか」というのはとても大きなテーマでわからないことだらけです。どうしたらこのわからないものを超えたことになるのだろうと考え込みます。

たとえば戦争です。戦争をするのがあたりまえであり、日本もあたりまえの国になろうと言われます。人間という生きものは戦争をするのがあたりまえにできているのかどうか。よく考えてみなければなりません。最近、類人猿や絶滅した人類との比較から、私たちの祖先はとても穏かな存在だったとも言われ始めています。

とにかく、「人間」をもっとよく知らなければなりません。技術も政治も急がずに、慎重に考えるところから始めて欲しいと思います。

今年のテーマは「容」です。いれる、ゆるす。生きものは大きな容れものと考えることもできます。社会としては寛容こそ今大切であると思っています。排除でなく。

今年もよろしくお願いいたします。

2018年2月1日
JT生命誌研究館館長 中村桂子

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