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2023.06.29

30周年の会を幾重にもお慶び申し上げます。

参照記事「研究館より」

M.F.

2021.02.18 中村桂子先生:生きものでない有機体粒子から観た人間とその細胞でコメントさせていただきました。
中村名誉館長におかれましては、ますますご健勝のご様子、お慶び申し上げます。陰ながら、ご活躍に心から感謝いたしております。
なかでも「科学を踏まえながら、単なる科学に止まらない「知」を生み出す場としての特徴を大事にしたいもの」とのお言葉を私事大事にいたしたい一人です。
さて、その後、生き物と生き物でないウイルス粒子を識るべく、分子生物学、量子力学(相対性理論含)、遺伝学等をかじりました。
なぜ、かじったかというと、SARS-CoV-2粒子についてこの三年半、本来のあるべき専門家たちがまちまちにご託を並べて、我々を不安にさせている経緯からです。
我々に分かるように、自然科学として十分に説明が行われていないことに気づきました。
誰か分かるように説明していただけないかと問いましたが、いわゆる縦割りの専門家ばかりで、総合的に科学的根拠を示して頂けない日が続きました。特に感染と伝播については、まったく科学的に公衆衛生学が機能していません。
そこで、私事、「今後のSARS-CoV-2粒子とともに生きる方法論その一」を綴ってみました。
一度、みていただければと連絡させていただきました。
よろしくお願い申し上げます。

2023.07.04

1. 中村桂子(名誉館長)

M.F.様
 30年間に「生命誌研究館」が、「すべての人の参加」という形で独自の
知を創る路線はできたと考えていますが、これを続けていくことは意外に
難しいとも思っています。これからもよろしくお願いいたします。
 ウイルスを私は「動く遺伝子」として捉え、今、本にまとめています。
ウイルスのある世界に人間が登場したのですから、そこで生きるのが生
きるということだと思って書いています。「共に生きる」しかないと私も
思います。
                   中村桂子

2024.04.25

2. 福田光男

中村桂子先生、第18回 後藤新平賞のご授賞おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
生命誌(biohistory)、ますます我々は「しっかり学び」その教えが伝わります様に願っています。
さて、生き物と生き物でないウイルス粒子を識るべく、私事、分子生物学、量子力学(相対性理論含)、遺伝学等を継続してかじっております。
2023.06.29 感染と伝播について、まったく科学的に公衆衛生学が機能していないことをこの広場でお伝えいたしました。(「今後のSARS-CoV-2粒子とともに生きる方法論綴り、その一からその三」)
そうする中、WHOはこの伝播について、2024.04.18に新しい見解を公開しております。それは、我々がこの4年間、日々不安と多くの疑問を感じていたことに対しての最初の答えのようです。生き物および生き物でない病原体粒子を「感染性呼吸器粒子」として、どのように運ばれる(伝播)かを科学的な目で観る一つの考え方です。もう、エアゾールや飛沫とかを二分化しません。
それは、Pathogens through the air(空気伝播:私訳)であり、日本の報道にある空気感染ではありません。我々は生きるため自然に呼吸することが不可欠であり、その上、我々は人々と日々生活している生き物です。
すでに、この公開文をご存じとは思いますが、「みんなの広場」で役立てばと思いお伝えいたしました。なお、約3年前にこの広場にコメントし、考えを綴ってみた内容が、少しでもWHOにも届いたのかと考えています。ウイルスは動く遺伝子ですが、自然科学的に空気中をブラウン運動で浮遊します。今は、ウイルスと共に生きるためにも、その伝播を我々の目で観察できる方法と感染性呼吸器粒子が体内に入る前に安全に抑制する方法(粒子数を減らす)の「命を守るため、勇気をもって」夢実現へと向かっています。「生命誌」に感謝




2024.04.25

3. 中村桂子(名誉館長)

福田光男様
 後藤新平賞のことありがとうございます。よく知られている政治・行政で活躍した後藤新平と「生命誌」は関連付けるのが難しいですが、実は後藤の基本に「衛生」があり、これは「人間も動植物と同じ生きものであり、それを生き方の基本にする」というところから始まっているのです。生命誌と同じです。そのようなことを知って後藤の行動を見ると興味深いです。
 新型コロナウイルスのパンデミックで考えたウイルスとのつき合い方をまとめた「ウイルスは動く遺伝子」が5月に本になります。手にとっていただけると有難く存じます。
                      中村桂子

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