生命誌ジャーナル43 2004年 冬号

カードを楽しみ、細かな内容はWEBで読むというユニークな組み合わせの季刊誌です。

2004 Biohistory's Theme 年間テーマ「語る」「語る科学」 第1回 第2回 第3回 第4回 年刊号
 科学は物理学を基本に進展してきたので、生きものも機械のように解明し、数式で表現できるかのように考えてきました。しかし、生物学の教科書は言葉と図像で書かれています。生きものは語るものであるという実感が深まっています。
  トークの川田さんが年代記ではなく叙事詩としての歴史という視点を示してくださいました。生命誌にとって重要です。リサーチは1個の分子と語り合う野地さんと一度分子から離れて徹底的に図を描くことでさまざまな生きものの土台を見出す丹羽さん。80℃の温泉の中の好熱菌たちに生物の全てを語らせようとするサイエンティスト・ライブラリーの大島さん。どれも、生きものと向き合いながら語っている言葉が聞こえてくる内容です。
  脳のデータベースを「脳とは何か」という問いに結びつける試みは、データを言葉と図像による知識とし、生命現象の理解につなげるための表現の一つの挑戦です。(中村桂子)
 TALK −対話を通して−
語る叙情詩
「生きもの」と「ヒト」と「人間」 
川田順造 神奈川大学大学院 教授
中村桂子 JT生命誌研究館館長
 RESEARCH −研究を通して−
語る科学
まわる分子との対話−ATP合成酵素のしくみを探る 
野地博行 東京大学 生産技術研究所
新しい形は土台から−解剖学で見直す付属肢多様化のしくみ 
研究マップから 本文から
丹羽尚 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
語る表現
ART in BIOHISTORY 【日本文化の中の生きもの】
やまと絵の四季
 
 SCIENTIST LIBRARY −人を通して−
縁から中心を捉える科学−好熱菌を通じて 
大島泰郎
東京薬科大学教授
東京工業大学名誉教授

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年間テーマ語る 人間の知的活動は、自然という書物を読もうとするところから始まりました。その中で科学は、数学という誰もが納得する方法で自然のもつ秩序を示してきました。しかし、研究が進むにつれて、秩序の奧にある混沌が見え、そこにふしぎがたくさんあることがわかってきました。宇宙、地球、生きもの、人間。それぞれが持つ、矛盾をも含んだ秩序を知るには、対象を分解し尽くそうとせずに、言葉やイメージの持つ力を活かして「語る」ことが必要だろうと思うのです。生命誌は生きもののもつ歴史物語りを語る知です。細分化した科学ではなく、自然そのものを知る「知」を創り出す第一歩がここにあります。

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生命誌年刊号
『語る科学』生命誌年刊号 2004
(A5版・220ページ)
定価:1,600円(税込)
発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社
発行日:2005.05.01
『語る科学』生命誌年刊号 2004  中村桂子 編集
季刊「生命誌」41号〜44号を一冊の本にまとめました。

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