ラボ日記

研究セクターのメンバーが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。月二回、メンバーが交替で更新しています。

2014年9月16日

はじめましてのごあいさつ

岩﨑 佐和

はじめまして。このたび、9月より「ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボに」奨励研究員として加わりました、岩﨑佐和です。早速ラボ日記の担当ということで、まずは自己紹介をさせて頂こうと思います。

小さい頃から生き物を見るのが大好きだった私は、「なぜ(どのようにして)世の中にこんなに沢山の生き物が現れたのだろう」という問いに自分なりの答えを見つけたいと思い、研究者を志しました。ですが、その道のりはとてもでこぼこしています。

これまで、大学ではカエル(両生類)の性決定について学び、大学院ではより進化的な側面を強く学ぼうと哺乳類特異的に保存された転移因子由来の遺伝子群やゲノムインプリンティングについての研究をしてきました。それは、脊椎動物のゲノムを見比べる日々でした。

しかし、近年そのような研究のみの生活から一転、「まるで生き物のようだ」と感じたバンド「渋さ知らズ」と出会い、私はその生物性がどこからくるのかを疑問に思い、その中にトロンボーン奏者として入り込んでいくことになります。そこで学んだ事は「渋さ知らズ」が良いも悪いもあらゆるものを取り込み、その時々の環境に応じてたえず変化をしていく集まりであるということ。そして全体の軸となる構造やルールをゆるやかに保ちながら、個々のプレイヤー同士の複雑なコミュニケーションからライブ(live)が作り上げられていくことでした。「生き物ってこういうものかもしれない。」今まで自然の動植物からしか得られないと考えていた「生き物の面白さ」が、人間の文化的な活動からも感じ取れたことは、私にとって一つの大きな発見でした。

今後は、より広い生き物についての知見を得る為に、節足動物門、鋏角類であるクモの胚を用いて、細胞同士のコミュニケーションから生物(living thing)が形づくられる様子を明らかにしていきたいと考えています。1つの細胞(とその中に内包されているゲノムの情報)から沢山の種類の細胞が生まれる過程を、魅力的に見せられるようにしたい。頑張ります。

振り返ればここまでずっと「綺麗だなぁ」「変なの!」「面白いなぁ」といった非常にシンプルな感覚を頼りに進んできたように思います。そして、今、表現セクターと研究セクターの両者をもつこのBRHに辿り着いたことは、偶然ではないと感じているところです。たくさんの面白いことに出会えますように!

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