論文

Shigetaka Nishiguchi, Akira Yagi, Nobuaki Sakai, Hiroki Oda(2016)

Divergence of structural strategies for homophilic E-cadherin binding among bilaterians

Journal of Cell Science 2016 129: 3309-3319;
doi: 10.1242/jcs.189258

解説


 昆虫のからだ作りに重要な働きをもつ細胞間接着分子(E-カドヘリン)の分子形態を世界で初めて観察し、対応する脊椎動物分子には見られない球状構造を発見しました。今回の発見は、脊椎動物と昆虫が共通祖先から誕生したそれぞれの進化過程で、多細胞体の形成と形作りに欠かせない、同種の細胞同士をつなぐ分子構造基盤に大きな変更があったことを意味するもので、多細胞動物の多様化の仕組みを理解することにつながる成果です。
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