過去の在籍者の活動 岩崎佐和博士 (奨励研究員2014-2019)

研究室での活動

1.オオヒメグモの世話。ラックの各チューブに1匹ずつクモがいる。週二回ショウジョウバエを餌として与えているところ。
 
2.顕微鏡をのぞきながら、先を鋭く研いだピンセットを使って卵から胚を取り出しているところ。
 
3.オオヒメグモ胚にレーザーを照射して一部の細胞を熱殺して胚全体の発生への影響を調べる実験。岩﨑さんはオオヒメグモ胚の胚盤期に胚盤の特定の大きな領域の細胞をレーザー照射で熱殺すると体の軸が重複して発生することを発見しました。この成果はこちらの論文で発表しました。
 

研究発表

1.2016年7月にスウェーデンのウプサラで開催されたEuroEvoDevo学会でポスター発表を行いました。
 
2.2017年3月にドイツのキールで行われた日独合同の発生生物学会においてショートトークをしました。岩﨑さんはオオヒメグモの初期の卵でからだの軸の形成に働く新規遺伝子を同定しました(論文準備中)。
 
3.JT生命誌研究館でのレクチャーの様子 (2019年7月)。
 

イベント企画

2019/07/20(土)
「形づくりの最初の一歩 〜クモの胚に魅せられて〜」 研究員レクチャー&音楽ワークショップ
イベント報告のページはこちら
 
2018/03/17(土)
「知を生むこと、音楽を生むこと 〜クモの発生を見つめて〜」 レクチャー&ミニコンサート
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2016/10/15(土)
「うごく!演奏する!作ろう細胞の音楽!」 音楽ワークショップ
イベント報告のページはこちら
 
2015/07/18(土)
「小さな生きものたちの大きなお面をつくろう!」 本濃研太のダンボール彫刻ワークショップ☆
当時の告知内容はこちら、イベント報告はこちら
 

データ構築

1.岩﨑さんが取得した汎用性の高いデータセット (https://www.e-celldev.jp/pt_spider2/research_stexpress_ew.php)。オオヒメグモ胚の発生段階を追ってゲノム上の全ての遺伝子の発現レベルの推移が分かります(N=2)。この成果はこちらの論文で発表しました。
 
2.発生段階を追った遺伝子発現レベルのデータをゲノムブラウザーで閲覧しているところ。こちらのページから遺伝子検索をすることでオオヒメグモのゲノムをゲノムブラウザーで閲覧することができます。岩﨑さんのデータセットはScaffold(Ptep1.0)を選択すると閲覧できます。
 

論文リスト

  1. Oda, H., Iwasaki-Yokozawa, S., Usui, T. and Akiyama-Oda, Y. (2020).Experimental duplication of bilaterian body axes in spider embryos: Holm's organizer and self-regulation of embryonic fields. Dev Genes Evol 230, 49-63.
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  2. Leite, D. J., Baudouin-Gonzalez, L., Iwasaki-Yokozawa, S., Lozano-Fernandez, J., Turetzek, N., Akiyama-Oda, Y., Prpic, N. M., Pisani, D., Oda, H., Sharma, P.P., and McGregor, A.P. (2018). Homeobox gene duplication and divergence in arachnids. Mol Biol Evol 35, 2240-2253.
  3. Iwasaki-Yokozawa, S., Akiyama-Oda, Y. and Oda, H. (2018). Genome-scale embryonic developmental profile of gene expression in the common house spider Parasteatoda tepidariorum. Data Brief 19, 865-867.