BRHカードで人気の紙工作を一部ダウンロードできるようにしました。生きものの物語を楽しみながら紙工作をつくりましょう。
パラパラめくる生命誌
38億年前に誕生した生命体が進化を重ね、多種多様な生きものが暮らす生態系をつくる過程では、画期的な出来事が何度もありました。「パラパラめくる生命誌」はエポックをたどりながら38億年の生命誌を考える4回シリーズのパラパラまんがです。
(今後の更新の予定:上陸のしかけ」2019年9月2日、「人類の誕生」2019年12月2日)
エポック2
細胞社会のはじまり
地生命誌38億年のうち20億年以上は単細胞の世界でした。キイロタマホコリカビは単細胞のアメーバの仲間です。しかし餌の細菌をたべつくし、増殖できない環境になると細胞同士の集団となります。個体と集合体を行き来きするキイロタマホコリカビの生活環をパラパラまんがにしました。パラパラめくりながら細胞社会のはじまりを想像してみてください。

エポック1
真核生物誕生
地球上の生きものは、大きく分けて原核生物か真核生物になります。38億年前、地球上に最初に誕生した生命体は原核生物で、すべての生きものはその子孫です。細胞が細胞を飲み込み、複雑な真核細胞ができた過程を追うぱらぱらまんがです。生物進化の3分の2を占める単細胞の時代を体験してください。

古生物について知りたい時、形は化石から推測します。一方、動きは現生生物の比較によって考えます。ここから推測できる古生物の動きを考える、からくり仕掛けのペーパークラフトです。大昔の暮らしを想像してください。
サイの仲間パラケラテリウム
恐竜の絶滅後に繁栄した哺乳類の中で史上最大の陸上哺乳類がパラケラテリウムです。サイは自動車なみの速度で走りますが、パラケラテリウムも長い足で早く走ったようです。哺乳類が繁栄した時代の陸の王者を堂々と走らせましょう。

オビラプトルの仲間ネメグトマイア
オビラプトルの仲間は白亜紀にいた恐竜で、クチバシやトサカなどの特徴から鳥の仲間と考える研究者もいます。
この恐竜では卵を抱く化石が見つかっており、巣を守っているのはオスらしいとわかりました。からくりを動かすと親子のつながりが見えてきます。

ワニの仲間プロトスクス
恐竜全盛時代の前は、ワニこそ陸に水辺に広く適応してさまざまな形に進化し、栄えた脊椎動物でした。プロトスクスはジュラ紀始めに現れ四肢をまっすぐに伸ばし素早く陸上を走り回っていたと考えられています。

2013年の季刊「生命誌」の紙工作をダウンロードできるようにしました。BRHカードより一回りおおきくなっての登場です。
生命誌研究館20周年を記念して制作した「生命誌マンダラ」です。生きものを知るには、細胞-組織-器官-個体-生態系という階層性が重要です。この階層を貫くお団子の串であるゲノムを中心に、一つの細胞が分化して個体へと続く時間の物語を表現しています。
「新・生命誌絵巻」では過去の大陸移動や気候変動が生きものの歴史に与えた影響を追います。側面には、地球の変動と生きものの盛衰を、背面には絶滅の危機を乗り越えてきた現代の生きものの割合を記しました。38億年間、決して絶えることなく続いてきた生きものの強さを支えるのはしなやかさなのです。
上から眺めると生命誌絵巻が現れ、側面にはDNAと化石から見えてくる生きものの誕生の歴史、背面にはゲノムと体の大きさの比較図を載せています。近年の研究成果と、約20年前に描いた生命誌絵巻の重ね合わせで研究の進展をお楽しみください!
生命誌年刊号『遊ぶ』の付録「生命誌すごろく」をダウンロードできるようにしました。このすごろくの"あがり"はヒトではなく、現在地球上で暮らす多様な生きものたちです。大きく変化する地球と関わりながらの生きもの歴史をすごろくでたどりましょう。遊んだあとは、自分があがりになった生きものがどんな存在なのかを、季刊「生命誌」の記事をあれこれ探し、読んでみてください。
地球上の生きものの中で最も多様な昆虫は、6本の脚、頭・胸・腹に分かれた胴体という共通の構造を持ちながら生き方による独自の姿も見えます。DNAに刻まれた歴史と地球史の重なりを教えてくれた飛べない昆虫オサムシ、付属肢の再生から生きものが持つしたたかさを見せてくれるナナフシ、モデル生物として世界中の研究者に愛されるショウジョウバエ。どれも生命誌と関わりの深い昆虫たちをつくり、ホームページにあるこれらの生きものの記事探してください。
※研究館グッズとしての取り扱いは終了いたしました。
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私たちが発見した新種osawai
クビナガモドキ(オサムシ)季刊誌28号 オサムシから進化を語る
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付属脚が再生するしたたかな生きもの
アマミナナフシ季刊誌3号 この愛すべき奇妙な昆虫 季刊誌7号 水平線のむこうをめざす進化 ナナフシ大航海記
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世界中の研究者が使う実験生物
キイロショウジョウバエ季刊誌77号 脳の性差をつくるしくみを探る 季刊誌72号 ハエの消化管から見る左右非対称な形づくり
進化のお話
「ヒトってなに?生き物としてのヒトを考える」
ヒトは学名Homo sapience、サルの仲間です。ヒトと一番近いのはチンパンジー、そしてゴリラ、オランウータンと続きます。私たちはどこから来たのか、他のサルたちとどう違うのか、進化の物語を読み、紙工作を作ってみましょう。
※研究館グッズとしての取り扱いは終了いたしました。