季刊「生命誌」123号
地球というわたしたち
生命の性質は、地球と密接に関わっています。宇宙から降り注ぐ光、地球の内側から溢れるエネルギー、地球に生まれた生きものはこの舞台の上で、変化をし続けて現在に至ります。パースペクティブでは陀安一郎先生が元素の同位体という解像度から生命と地球の物質循環を見つめます。北極から南極へ移動する藻類、太古の海は一体どんな色だったのでしょう。原始の多細胞動物から生きものの進化を探求する研究者は今何を思うのか、アカデミアで語り合います。サイエンティストライブラリーは、プラナリアから再生の可能性を広げた阿形清和先生です。謎解きの楽しさを語り合うのは近藤滋先生と永田館長。最後のピンタゾウガメの声に耳を傾け、今こそ共に地球に生きる道を考える時です。
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