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生命誌って何?

生きているってどういうこと?

あなたも私も、
アリもスズメもタンポポも、
38億年という長い歴史の中に
生きている。

今、地球上に生きている生きものは、
すべて38億年前に生まれた最初の生命体を祖先とする仲間です。
「生命誌絵巻」は、生きものの世界がもつ
「つながり」と「広がり」を描いています。

私たちは、
小さな生きものを見つめています。

研究館では、チョウやクモ、カエルやコバチなど小さな生きものを見つめて、
それぞれの生きものが、どのように生まれてくるのか(個体発生)、
生きものは、どのようにして、いろいろな生き方をするようになったのか(進化)、
さらに、生きもの同士がお互いに関わり合って生きるしくみは
どうなっているのか(生態系)を探っています。

生きものたちの
物語に耳をかたむけると…

生きもの研究から見えてくる世界は、
多様な生きものたちの「生きる知恵」に溢れています。
そこから、人工の世界とは違う、
自然そのものが生み出す「生きものらしさ」が見えてきます。

楽譜も論文も、そのままでは楽しめない。
ここは、「科学のコンサートホール」。

展示ホールは、研究から見えてきた生きものの世界を楽しむ場です。
楽譜を見るだけでは音楽を楽しめないのと同じように論文では科学を楽しめません。
正確に、楽しく表現した展示を通して「生きているって どういうこと?」かを感じ、
考え、語り合いましょう。そのための催しもあります。
科学のコンサートホールへ、ぜひお越しください。

ひとりひとりが幸せに生きる、
こころ豊かな社会をつくる。
そのために「生きている」ことをよく見つめ、
自然・生命・人間を考える。
生きもの研究が物語る生命誌の世界は、
実は、あなたの中にあるのです。
そのことに気づくと、
きっと、毎日が楽しくなるはずです。