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沿革

株式会社生命誌研究館は1993年4月、大阪府高槻市に設立され、同年11月に開館しました。実験研究を行う研究セクターと表現研究を行う表現セクターの協働により、生命科学と多分野の学問研究との架け橋となる研究機関として、同時に、一般来館者に開かれた文化施設として「生命科学が明らかにしつつある生きものとしての人間が暮らしやすい社会の実現」に向けて活動しています。

1991年

  • 生命誌研究館設立準備室設置(東京・虎ノ門)
  • NIRA研究叢書『生命科学における科学と社会の接点を考える -生命誌研究館の提案-』(著・中村桂子)の実現に向けて活動を開始。

1992年

  • 季刊「生命誌」創刊号発行(11月)

1993年

  • 大阪府高槻市に株式会社生命誌研究館を設立(4月1日)、初代館長 岡田節人(1927-2017)、初代副館長 中村桂子
  • 開館(11月1日)、オープニングプレゼンテーション「新しい生き物の物語」開催
  • 「生命誌絵巻」完成

1994年

  • 研究の日常を体験する「サマースクール」「実験室見学ツアー」を開始
  • 映像「遺伝子が決める愛の形」科学技術映像祭 科学技術長官賞

1995年

  • サイエンス・オペラ「生き物が語る「生き物」の物語」開催
  • 東京クリエイション大賞 特別賞
  • 岡田節人 文化功労賞
  • 「おさむしニュースレター」発行開始 vol.1-20(1995年-1999年)
  • 季刊「生命誌」のホームページでの発信開始

1996年

  • 催し「サイエンス on ミュージック」開催

1997年

  • サロン・コンサート「音楽に聴く生命誌」開催
  • 国際シンポジウム「発生生物学の半世紀」主催
  • 映像「肋骨はどうやってできる?」科学技術映像祭 科学技術長官賞

1998年

  • 映像「チョウの翅の誕生物語」科学技術映像祭 科学技術長官賞
  • オサムシの進化と日本列島形成史の関係を解明

1999年

  • サロン・コンサート「縁-生物学者と音楽の-」開催
  • 岡田節人 勲二等旭日重光賞
  • 中村桂子 松下幸之助 花の万博記念賞
  • 映像「DNAが描くオサムシの新地図」科学技術映像祭 内閣総理大臣賞
  • 江原恵 井上研究奨励賞

2000年

  • 中村桂子 ダイヤモンドレディ賞
  • 映像「ゲノム伝」TEPIAハイテクビデオコンクール入賞
  • 蘇智慧 遺伝学会 奨励賞

2001年

  • 大澤省三(研究顧問) 木村資生賞
  • サロン・コンサート「早春の生命賦」開催
  • 研究館グッズ「紙で作る生命誌」企業ミュージアム人気グッズコンテストBest10入賞

2002年

  • 名誉顧問 岡田節人、館長 中村桂子
  • ダンスイベント「根っこと翼」開催
  • 中村桂子 オメガアワード/大阪府女性基金プリムラ賞
  • 映像「DNAって何?」日経サイエンスフェスタ入賞
  • 季刊「生命誌」をBRHカードとして発行開始 / 生命誌年刊号の発行開始
  • ナメクジウオ論文で系統改変を提唱(細胞・発生・進化研究室)
  • 原腸形成が教科書と正反対であることを示す(形態形成研究室)

2003年

  • 設立10周年記念催し「生きもの愛づる人々」開催
  • 出張生命誌展示貸し出し開始
  • 産卵に関わる味覚受容体遺伝子の候補を発見(昆虫食性進化研究室)
  • オオヒメグモの最初の論文を発表(細胞・発生・進化研究室)
  • 季刊「生命誌」の年間テーマを動詞とする(2018年まで)
  • 「新・生命誌絵巻」完成

2004年

  • 朗読ミュージカル「いのち愛づる姫君」開催
  • 映像「脳の生命誌」科学技術映像祭 文部科学大臣賞
  • 生命誌講義(大阪医科大学における医療従事者教育課程として)開始
  • 生態展示「オメガ食草園」開始(2002年のオメガアワード受賞記念として)

2005年

  • 日本進化学会 教育啓蒙賞
  • 多細胞動物にみられるカドヘリン分子の多様化プロセスを説明する論文を発表(細胞・発生・進化研究室)

2006年

  • 生命誌の催し「宮沢賢治を観る」開催
  • 音楽と科学の夕べ「生命誌版 ピーターと狼」開催
  • 映像「体を支える運び屋さん」科学技術映像祭 内閣総理大臣賞 / TEPIAハイテクコンクール グランプリ
  • 研究館グッズ「チョウと食草のトランプ」企業ミュージアム人気グッズコンテストBest10入賞
  • カルシウムイメージング法によるリガンド同定に成功(昆虫食性進化研究室)
  • RNAi法によりオオヒメグモ胚で放射相称形から左右相称形へ転換するしくみを解明(細胞・発生・進化研究室)
  • 小田広樹 日本動物学会 Zoological Science 論文賞
  • 季刊「生命誌」創刊50号記念 生命誌研究特集号発行

2007年

  • 朗読ミュージカル「いのち愛づる姫君」開催
  • 音楽と科学の夕べ「生命誌版 ピーターと狼・動物の謝肉祭」開催
  • 岡田節人 文化勲章
  • 中村桂子 大阪文化賞
  • 神経堤の誘導が細胞周期に関連することを示す(形態形成研究室)

2008年

  • 朗読ミュージカル「いのち愛づる姫君」開催
  • 催し「生命誌版 ピーターと狼」開催
  • 桜の通り抜け開館
  • イチジクとイチジクコバチの1種対1種関係の崩壊を発見(系統進化研究室)

2009年

  • 催し「生命誌版 動物の謝肉祭」開催
  • 日本経済新聞「日本の科学館評価」10位入選
  • RNAi法を用いた生体機能解析(電気生理・行動実験)に成功(昆虫食性進化研究室)

2010年

  • 朗読ミュージカル「いのち愛づる姫君」開催
  • 生命誌年刊号書籍『編む』 造本装丁コンクール入賞
  • 吉田昭広 日本動物学会 Zoological Science 論文賞

2011年

  • 催し「生命誌版 ピーターと狼・動物の謝肉祭」開催
  • BRH公開セミナーの開始
  • 昆虫の目間の系統関係を解明、新しい説を提唱(系統進化研究室)
  • アゲハチョウの食草認識に関する10年に渡る研究の集大成としての論文発表(昆虫食性進化研究室)
  • 節足動物の体節形成における新たな様式の発見(細胞・発生・進化研究室)

2012年

  • 催し「生命誌版 ピーターと狼」開催
  • 中村桂子 アカデミア賞 文化部門(生命誌研究館の20年間の活動が評価される)
  • オオヒメグモ国際ミーティング開催(細胞・発生・進化研究室)
  • 秋山-小田康子 日本動物学会 成茂動物科学振興賞
  • 小笠原諸島イチジク属植物の起源を解明(系統進化研究室)

2013年

  • 設立20周年記念催し「生きもの愛づる人々Ⅱ」開催
  • 設立20周年記念シンポジウム開催
  • おさむしニュースレター書籍化
  • 吉川寛(研究顧問)瑞宝中綬章
  • 「生命誌マンダラ」完成
  • 電気生理実験により、味覚情報としての化合物の刺激の伝わり方と産卵行動との関係に新たな視点を見出す(昆虫食性進化研究室)

2014年

  • 日本進化学会第16回大阪大会開催
  • 催し「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」開催(札幌・高槻)
  • いいだ人形劇フェスタ2014「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」招待公演(長野)
  • 映像「自然を知る新たな知を求めて —映像で語る生命誌研究館の20年」科学技術映像祭 教育開発・教育部門優秀賞/教育映像祭 教養部門優秀作品

2015年

  • ドキュメンタリー映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」全国劇場公開
  • 国際人形劇フェスティバル スクポヴァ・プルゼニュ2015「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」招待公演(チェコ共和国)
  • 生命誌アーカイブ「生命科学研究のあゆみと広がり」完成
  • 紙工作ダウンロード提供開始
  • 両生類に共通する原腸形成運動モデルを提唱する論文発表(形態形成研究室)

2016年

  • ドキュメンタリー映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」全国劇場公開
  • 生命誌を考える映画鑑賞会を開始(毎年秋に実施)
  • イチジク属植物によるコバチ三種の共有がコバチの寄主転換によりもたらされた可能性を示唆(系統進化研究室)

2017年

  • サロン・コンサート「節人先生と”いのちの響き”を」開催
  • 催し「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」映画会
  • 生命誌アーカイブ「生命誌の世界観」完成
  • ドキュメンタリー映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」DVDブック化
  • 日本のチョウと食草の関係と植物化合物との関係をデータ化し統計学的に解析し、食草転換過程に新たな示唆を得る(昆虫食性進化研究室)

2018年

  • 福岡市科学館との共同プロジェクト開始
  • 節足動物に見られる反復縞パターン(体節)の形成プロセスを定量的に解析した論文を発表(細胞・発生・進化研究室)
  • 脊椎動物の頭部形成におけるP2Y受容体の新たな役割を解明(形態形成研究室)
  • オサムシの後翅退化と系統関係との関連について論文発表(系統進化研究室)

2019年

  • 季刊「生命誌」創刊100号記念 生命誌研究特集号発行
  • 生命誌アーカイブ「動詞で語る生命誌」完成
  • 逸見なつき DB Outstanding Paper Award 2018 論文賞

ビジュアル・ヒストリー

「BRH20年の歩み」(BRH20周年記念の制作 : 2013年)

生命誌研究館20年のあゆみをまとめました。小さな生きものたちを見つめ彼らの物語りを聞き取る研究と表現の工夫とを組み合わせて活動してきた挑戦の歴史がつまっています。じっくりお読みいただき、この知をこれからどう展開するか是非一緒に考えてください。

[図:BRH20年のあゆみ]

「生命誌研究26年間のあゆみ」(季刊生命誌100号記念の制作 : 2019年)

細かく分析する機械論的な研究に対して、生きものを全体として考えるゲノムを基本に、自然の中の生きものらしさを小さな生きものに問う研究を続けてきました。技術の進歩を取り入れながら、本質を大切に新しい見方を追い求めます。

[図:生命誌研究26年のあゆみ]