季刊「生命誌」124号
進化を考える
生きもののDNAには、長い生命の歴史が刻まれています。「進化」という現象は、かつては仮説の域を出ず科学としては扱えない分野とされてきました。しかし20世紀後半、細胞の中のDNAが分析できるようになり、進化をゲノムから読み解ける時代が始まりました。DNAを軸に、進化の共通のメカニズムや、個別の種が経験してきた変化と適応の歴史が明らかになってきています。偶然か必然か、絶滅か繁栄か、普遍か多様かなど、生きものが見せる多様な側面を、今年は進化を切り口に考えていきます。生きものの一つである人間をより深く知ることにもつながるはずです。
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