詳細
日時
2012/1/21(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1Fカンファレンスルーム
出演者
橋本主税研究員(カエルとイモリのかたち作りを探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
橋本主税 室長(〜2024/03) (カエルとイモリのかたち作りを探る 形態形成研究室 )
内容
遺伝子は、それ自体が意味を持つものではなく、他の遺伝子などさまざまな因子との関係性において意味が確立する。したがって、進化的に高く保存され同一の機能を持つ遺伝子であっても、それが働く組織が異なれば、あるいは生物種が異なれば、生きものに及ぼす働きは異なる。このように、構造(かたち)とは構成要素同士の関係性によって成立すると考えられ、したがってゲノム自体を構造(かたち)と考えることは当然の帰結である。形とは一般に固い、輪郭のきっちりとしてものだという認識があることから、ゲノムとは「形なきかたち」と言っても良いだろう。このように、生きものを考える場合には、関係性の考え方は極めて重要であるといえる。
今回のレクチャーでは、この「要素同士の関係性」すなわち「かたち」について、身近なさまざまな事柄を例にとってその意味について考え直してみたい。 <入場は無料、予約不要>

このイベントを開催する研究員をご紹介
橋本主税 (室長(〜2024/03))
- 研究分野 発生学
- 学位 博士(理学)
館内の催しについて
研究のお話を聞いたり、実験を体験したり、生きものを観察したり、研究員と直接語り合ったり、子供から大人までどなたにも驚きと発見が待っています。参加無料です。