詳細
日時
2025/7/19(土) 14:00-16:00
場所
JT生命誌研究館およびYouTubeライブ配信
出演者
大出 高弘(京都大学農学研究科)
主催
JT生命誌研究館
参加方法
参加無料・予約不要
【現地参加】直接会場へお越しください。
【オンライン】本ページよりライブ配信を行います。
内容

古生代における昆虫の空への進出は、現在に至るまでの地球生態系形成に決定的な影響を与えた。昆虫は地球上ではじめて動力飛行を実現した動物であり、いまだに唯一の飛翔する無脊椎動物である。数多いる陸生無脊椎動物の中で、なぜ昆虫だけが空へと進出できたのだろうか。「昆虫に始祖鳥はいない」と表現されるように、進化の中間段階を示す化石証拠の欠如から、翅の進化的起源に関する理解は長らくその進展が阻まれてきた。しかし近年、分子情報を利用した現生種間の発生比較によって、翅の起源とその進化に関する理解が進んできた。本講演では、無翅昆虫と有翅昆虫の間で翅とその推定相同物との発生を比較する研究を通じて、昆虫の翅の進化シナリオを考える。
マダラシミ(左)とフタホシコオロギ(右)事前質問募集
事前質問は下記リンク先のGoogle formより投稿ください。
質問受付期間:7月10日(木)まで
ライブ配信の記録はこちら
記録動画を公開中!
館内の催しについて
研究のお話を聞いたり、実験を体験したり、生きものを観察したり、研究員と直接語り合ったり、子供から大人までどなたにも驚きと発見が待っています。参加無料です。