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細胞がからだを建築するしくみを探る形態発生研究室ー 黒田 純平

動物の身体のかたちは、柔らかな細胞と、細胞外のコラーゲンや骨など細胞よりも頑丈な構造体から形成されます。主にモデル生物であるゼブラフィッシュを使って、細胞がコラーゲンなどの非細胞素材を組み立てて身体を構築する仕組みについて明らかにします。

私たちの研究室では、細胞がECM、特にコラーゲン線維の構造体を正確に配向化させることで構築される身体の形態形成原理に着目して研究を進めています。主に組織が透明で観察が容易なゼブラフィッシュのヒレの形づくりをモデルとして、細胞-コラーゲン線維間の相互作用の動態をライブで解析し、動物の身体や組織・器官の形がつくられる仕組みを解き明かそうとしています。また、細胞がコラーゲンなどの建築資材を組み立てることでつくる身体の形態形成過程を、ゼブラフィッシュ以外の動物でも調べることで、生物種を超えて存在する形づくりの共通原理に迫ります。

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