1. トップ
  2. 催し
  3. イチジクとイチジクコバチの種分化プロセスを考える 〜最新の研究成果を通して〜

研究員レクチャー イチジクとイチジクコバチの種分化プロセスを考える 〜最新の研究成果を通して〜

詳細

日時

2019/04/20(土) 14:00~15:30

場所

JT生命誌研究館 1階カンファレンスルーム

出演者

蘇 智慧研究員(DNAから進化を探るラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

内容

 イチジク属植物は亜熱帯・熱帯を中心に世界に約750種分布しています。日本はイチジク属の分布北限にあたり、南西諸島を中心に16種生育しています。唯一の送粉者であるイチジクコバチとの間に、絶対的相利共生関係が構築されています。その共生関係は種特異性が高く、「1種対1種」であると言われています。このような絶対的共生系にある生物は互いに影響を与えながら種分化を繰り返し、進化・多様化してきたと考えられます。しかし、具体的に互いにどのように影響し合うのか、種分化はどのように起こるのか、それについてはまだ不明なことが多いのです。今回は我々の研究成果から得られた新しい知見を通して、絶対共生系における種分化のプロセスとメカニズムを考えてみたいと思います。

研究に用いたイチジク植物とそのコバチおよび採集地

このイベントを開催する研究員をご紹介

蘇 智慧 (室長)

  • 研究分野 系統・進化・種分化・多様性 学位
  • 学位 博士(農学)

カイコの休眠機構の研究で学位を取得しましたが、オサムシの魅力に惹かれ、進化の道へと進みました。1994年から現在に至るまで、ずっとJT生命誌研究館で研究生活を送ってきました。オサムシの系統と進化の研究から出発し、昆虫類をはじめとする節足動物の系統進化、イチジク属植物を始めとする生物の相互作用と種分化機構の研究を行っています。

DNAから進化を探る 系統進化研究室 

研究員レクチャーとは

JT生命誌研究館の研究員が、探求と発見の日々を自らお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料、予約不要です。