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研究員レクチャー 脊椎動物における形づくりの普遍性と多様性

詳細

日時

2016/01/16(土) 第一部13:00〜/第二部15:00〜

場所

JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて

出演者

橋本 主税 研究員(カエルとイモリのかたち作りを探るラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

担当

内容

第一部「両生類の原腸形成」
13:00〜

前世紀初頭より教科書で教えられてきた、両生類の原腸形成モデルが実際の組織運動の仕組みとは全く違うことが我々の研究によって明らかとなりました。まず、両生類の原腸形成モデルは本当はどのような仕組みで動いているのかについて解説します。高等学校時代の生物の教科書を引っ張りだして予習をされてからレクチャー臨んでいただけると、ただ聴講するだけでは味わえない面白さがあるかもしれませんね。

 

第二部「脊索動物の原腸形成〜普遍モデルの構築への挑戦」
15:00〜
生きものの面白さには、多様であるにもかかわらず普遍であることがあります。だから普遍とは、多様の中から互いの違いを徹底的に除いた後に残るものといえます。脊椎動物の仲間である魚・鳥そして哺乳類の原腸形成運動は互いにかなり違って見えますが、互いの違いを除去したら新しい両生類モデルにかなり似た仕組みがぼんやりと見えてきます。ジグソーパズルのピースを当てはめるように、普遍モデルを構築していく作業で脳みそに汗をかいてみませんか?

このイベントを開催する研究員をご紹介

橋本主税 (室長(〜2024/03))

  • 研究分野 発生学
  • 学位 博士(理学)

カエルとイモリのかたち作りを探る 形態形成研究室

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。