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-カブトムシの角とクワガタムシの大顎を例に- 虫の会(拡張版)第三回 「ピン留め」と「退縮」で作る昆虫の鋭い構造

詳細

日時

2024/05/18(土) 13:30〜15:45

場所

JT生命誌研究館(大阪府高槻市)・および本ページ(YouTubeにてライブ配信)

出演者

後藤 寛貴(静岡大学理学部生物科学科・助教 )ほか

主催

JT生命誌研究館

参加方法

参加無料・予約不要
【現地参加】直接会場へお越しください。
【ライブ配信】本ページよりYouTubeライブ配信を行います。

内容

「虫の会」について


昆虫が好きである事だけが共通点の、様々な分野の研究者がJT生命誌研究館に集って虫談義を行います。虫好きな生物学者たちが、科学の現場でどのような会話や議論を繰り広げているのかをご覧ください。

今回は、始めに静岡大学の後藤寛貴さんに、カブトムシのツノやクワガタムシの大顎の構造について話題提供の講演をしていただき、講演後に研究者の議論「虫談義」を行います。

プログラム


●13:30 第一部 話題提供 後藤寛貴「『ピン留め』と『退縮』で作る昆虫の鋭い構造 -カブトムシの角とクワガタムシの大顎を例に-」
●14:30 第二部 虫談義 研究者による議論と意見交換
15:45 終了予定

概要 第一部「『ピン留め』と『退縮』で作る昆虫の鋭い構造 -カブトムシの角とクワガタムシの大顎を例に-」


昆虫は、生涯のうちに大きくその姿を変化させます。 卵から生まれた小さい幼虫は、脱皮を重ねて幼虫の姿のままにだんだん大きくなっていきます。しかしある時、脱皮によって「さなぎ」へとなり、さらに脱皮によって「成虫」へとなります。この「変態(へんたい)」と呼ばれる過程こそ、昆虫がその姿を大きく変える重要なプロセスです。では、どのような仕組みで、大きく姿かたちが変わるのでしょうか? 様々な種類の昆虫が、変態によって様々な姿かたちへと変化します。その中でも私たちが注目しているのは、蛹から成虫への変化です。特に、長くて鋭いツノや大顎を持つ、カブトムシやクワガタムシに注目しています。カブトムシのツノも、クワガタムシの大顎も、成虫では非常に鋭い構造をしています。しかし、ツノも大顎も、蛹の時には丸みを帯びた構造をしています。いったいどのように、丸みを帯びた構造から鋭い構造へと形を変えているのでしょうか?
今回の講演では、カブトムシやクワガタムシを用いた研究から、やがて脱ぎ捨てられる蛹の「殻」に、体を覆う上皮の一部が接着していることが明らかになってきたことをお話しします。

研究者・学生の方へ


研究者・学生で、第二部「虫談議」へのご参加を希望の方は、下記よりお申し込みください。現地またはZoomでの参加を受け付けます。

研究者向けプログラムはこちら
(昆虫食性進化研究室へ)

オンライン配信はこちらから

5/18(土)13:30- 開始予定!