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講演・対談 生命科学で味わう謎解きの楽しさ〈チューリングからエッシャーまで〉

詳細

日時

2025/09/06(土) 14:00-16:30

場所

JT生命誌研究館およびYouTubeライブ配信

出演者

近藤 滋(国立遺伝学研究所 所長)
永田 和宏(JT生命誌研究館 館長)

主催

JT生命誌研究館

参加方法

参加無料・予約不要
【現地参加】直接会場へお越しください。
【オンライン】本ページよりライブ配信を行います。

内容

開催チラシはこちら

今回の生命誌の催しでは、発生学・理論生物学の近藤滋先生をお招きします。講演ではアラン・チューリングの「波の理論」から「生物の模様が生まれる仕組み」を実証された独自の研究についてを中心に、近著『エッシャー完全解読』にも触れてただきます。「『問い』を発掘する場」を唱える永田和宏館長との対談で「科学における謎解きの楽しさ」を語り合います。
会場からの質問も歓迎です。奮ってご参加ください。

講演趣旨

知的な遊びには謎解きのプロセスが含まれます。推理小説は犯人を特定し、その犯行手口の謎を解くのが最大の楽しみだし、大流行した数独などの数学パズルも、答えを見つけ出す過程と解けた時の快感が楽しい。一般的に、問題が難しいほど、解いた時の喜びは大きくなりますが、難しすぎると答えにたどり着かないので、ストレスだけが溜まってしまう。だから、解くべき謎の選択は大事です。推理小説とかパズルの場合、答えを出すことはできても、そもそも他人が作ったものだから、喜びはまあそこそこ。一方(極端な話ですが)フェルマーの最終定理とかの数学の難問だと、解けたらものすごい喜びでしょうが、常人が解ける可能性はゼロです。では、ねらい目はどのあたりでしょう?私見ですが、自然科学、特に生命科学には、常人でも答えに近づけて、なおかつ、非常に面白い「未解明の謎」がたくさんある。だから、人生を楽しみたければ、生命科学者になる、というのも面白い選択かもしれません。今回の講演では、私が解いた謎である動物の縞模様の話を中心に、科学における謎解きの楽しさをお話しします。ご期待ください。(近藤滋)

プログラム

14:00 講演 近藤滋先生による講演
15:00 対談 近藤先生×永田館長
15:45 質疑応答
16:00 終了
 

当日配信

2025年9月6日(土)14:00開始