今号テーマ
進化を考える
生きもののDNAには、長い生命の歴史が刻まれています。「進化」という現象は、かつては仮説の域を出ず科学としては扱えない分野とされてきました。しかし20世紀後半、細胞の中のDNAが分析できるようになり、進化をゲノムから読み解ける時代が始まりました。DNAを軸に、進化の共通のメカニズムや、個別の種が経験してきた変化と適応の歴史が明らかになってきています。偶然か必然か、絶滅か繁栄か、普遍か多様かなど、生きものが見せる多様な側面を、今年は進化を切り口に考えていきます。生きものの一つである人間をより深く知ることにもつながるはずです。
背景図:チャールズ・ダーウィン著『種の起源』に掲載された唯一の挿図。
自然選択による進化は樹の形で表せることを表している。
PERSPECTIVE 生命誌でたどる進化
生きものは40億年間、DNAを複製して続いてきました。この過程で起こったさまざまな変化が「進化」です。進化が起こるしくみと、進化の末に生きものはどのようにわかれてきたのかを、JT生命誌研究館の展示ホールをたどりながらみていきましょう。
アルティアトラシウス
私たちヒトは霊長類の生きものです。ヒトの進化を遡ると、約700万年前にはゴリラやチンパンジーと共通の祖先に辿り着きます。では、霊長類の歴史はどれくらい古くから始まったのでしょうか。
現在は砂漠となっているモロッコのワルザザート盆地。約5600万年前、そこは緑豊かな森でした。この森で、最古級の霊長類とされるアルティアトラシウスが暮らしていました。
EXHIBITION 細胞がからだを建築する
しくみを探るラボ展
ゼブラフィッシュを通して、細胞がどのようにして
体を構築しているのか解き明かす研究が始まりました。
その魅力を存分にお伝えする企画展です。
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2026. 33 〔火〕
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