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アーカイブ

季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。

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“数学”での検索結果を表示しています。(4 件の記事が該当しました)

TALK

見えない世界に自由を描く

森 重文 × 中村桂子 

1951年愛知県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士。京都大学理学部助手、ハーバード大学助教授、名古屋大学教授、京都大学数理解析研究所教授、同所長などを経て、京都大学高等研究院特別教授、院長。専門は、代数幾何学の研究。1978年ハーツホーン予測を解決し、その後「代数多様体の極小モデル理論(森理論)」で1990年フィールズ賞を受賞。現国際数学連合総裁。

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TALK

数学の眼で人間のものの見方を解く

杉原厚吉 × 中村桂子

1948年岐阜県生まれ。東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修士課程修了。名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻助教授、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授などを経て、現在、明治大学大学院先端数理科学研究科特任教授。工学博士。専門は数理工学、とくに計算幾何学。著書に『エッシャー・マジック』『形と動きの数理』『へんな立体』ほか多数。

TALK

カオスで探る生きものらしさ

津田一郎 × 中村桂子

1953年岡山県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、北海道大学電子科学研究所教授。「科学する精神」と「近代を超えること」を実践するために、最適の場として脳の解明を選んだ数学者。著書に『カオス的脳観』『ダイナミックな脳−カオス的解釈』ほか。

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」65号編む

子どもの頃、編みものが好きでした。母がセーターを編んだ残り糸を貰って靴下を編むのです。今思うと、一次元の糸が三次元の形を作っていくのが楽しかったのだろうなと思います。対談のお相手津田さんのカオスの数学というとんでもなく難しいテーマも、きっと編み上げられたものなので、編みものをほどくつもりで解きほぐせないかと思っています。カオスの基本テーマである「時間」は生命誌には不可欠ですから。

リサーチは、人気者の粘菌です。飢餓になるとアメーバが集まってキノコのような形になる姿はおなじみですが、この自己組織化がどのように起きるかを解いた研究、面白いです。もう一つは、研究館の人気者のオオヒメグモです。節足動物のモデル、ショウジョウバエとは違う前後軸、背腹軸の作り方が見えてきて、体の軸形成の進化を探る鍵になりそうで、これからが楽しみです。

サイエンティスト・ライブラリーは、脳研究で学士院賞を受賞なさったばかりの御子柴先生。研究はもちろん、絵画から中国の骨董まで、知的興味が溢れ出てきて話が止まらないのです。研究成果だけでなく、人間を伝えることの大切さを改めて感じました。分子から病気まで、脳という切り口であらゆる方向へ展開しています。(中村桂子)

Essay

生き物と数

上野健爾

1945年熊本県生まれ。東京大学理学研究科博士過程修了後、同大学助手、京都大学理学部講師、助教授、教授を経て96年より同大学理学研究科数学教室教授。理学博士。複素多様体論を専門とし、著書に『デカルトの精神と代数幾何(増補版)』(共著、日本評論社)などがある。

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    季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
    多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
    さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

    映像で楽しむ