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研究館より

表現スタッフ日記

2020.11.16

「新しい生活様式」に合わせた展示案内プログラム始動!

生命誌研究館の「展示ガイドツアー」は、展示ガイドスタッフの語りを聴きながら展示ホールを巡る人気コンテンツでしたが、やはりこれまでのプログラムではソーシャルディスタンスの確保が難しく、3月よりしばらくの間見合わせていました。しかしその間も、「お話を聴きながら展示を見たい」「まだガイドツアーは再開していませんか?」など、お電話でお問い合わせいただくことも多く、いかにみなさまに親しまれていたかということを感じることができました。それと同時に、 “三密”を避けつつ、これまでのガイドツアーの醍醐味である“語り合い”をのこしたプログラムとして再開できないかと思案していました。

そしてようやく、11月より、「新しい生活様式」に合わせた展示案内プログラムを始めました。ソーシャルディスタンスを確保しつつ、語り合いの場を設けたプログラムです。内容としては、スタッフによる”研究館の活動”と”展示の見どころ”紹介の後に展示ホールを自由に散策していただきます。そして、38億年の生きものの歴史や不思議が詰まった展示ホールで一人ひとりが「問い」を発掘し、プログラムの最後にスタッフと語り合う時間も設けます。「自由に散策」って、ただの自由見学と思われない?と自分自身、少し不安を感じたこともありましたが、そんな心配は無用でした。スタッフによる展示のみどころ紹介の効果か、はたまた最後の「語り合い」の時間が待っているからか、以前より積極的に展示をご覧になる方が多くなったように感じ、思わぬ展開に驚いています。また、スタッフによる語りも、その日その時目の前にいる方に語りかけ、毎回内容も変わりますので、これまでの展示ガイドの良さも据え置きです!

まだまだ始まったばかりのこのプログラム、たくさんの方に体験していただきたいと思っております。このプログラムを通して皆さんが何を感じるのか興味津々です。まだまだ可能性を感じる「展示案内プログラム」をみなさまと一緒に育てる気持ちで進めていきたいと思っております。ぜひご予約ください!