表現スタッフ日記
2025.10.01
カンカラコモデケア
一見すると、何かの呪文か遠い異国の動植物の名前のようにも聞こえますが、これは毎日新聞社の山崎宗次さんという記者が編み出した、文章が魅力的になるエッセンスの7つの原則を頭文字でつないだ造語のことです。
「カン」は「感動」。感動したことを客観的な内容で読者の感情に訴えることができているか。
「カラ」は「カラフル」。色や世界、湿度や匂いなど五感に訴える表現ができているか。
「コ」は「今日性」。今、この作品を世に出す意義や価値はあるのか。
「モ」は「物語性」。取り上げた題材にストーリーがあるか。
「デ」は「データ」。データや資料による裏付けで説得力を出ているか。
「ケ」は「決意」。書き手に伝えたいこと、表現したいことの強い思いがあるか。
「ア」は「明るさ」。この作品を見たものが明るく、楽しい気持ちになれるか。
元々は文章をよくするための原則ですが、あらゆる表現媒体にも通ずるものがあると思っております。私たちは日々、"何か"を伝えようとペンを取ったり、キーボードを叩いたりしています。伝えたい"何か"は、心に湧き上がる熱であったり、あるいはひんやりとした事実の断片かもしれません。自分は文章を書くことは大の苦手ですが、何かを作るとき、上の7つが欠けていないか客観視できればよいなと思いながらこの造語を思い出していきます。
「カン」は「感動」。感動したことを客観的な内容で読者の感情に訴えることができているか。
「カラ」は「カラフル」。色や世界、湿度や匂いなど五感に訴える表現ができているか。
「コ」は「今日性」。今、この作品を世に出す意義や価値はあるのか。
「モ」は「物語性」。取り上げた題材にストーリーがあるか。
「デ」は「データ」。データや資料による裏付けで説得力を出ているか。
「ケ」は「決意」。書き手に伝えたいこと、表現したいことの強い思いがあるか。
「ア」は「明るさ」。この作品を見たものが明るく、楽しい気持ちになれるか。
元々は文章をよくするための原則ですが、あらゆる表現媒体にも通ずるものがあると思っております。私たちは日々、"何か"を伝えようとペンを取ったり、キーボードを叩いたりしています。伝えたい"何か"は、心に湧き上がる熱であったり、あるいはひんやりとした事実の断片かもしれません。自分は文章を書くことは大の苦手ですが、何かを作るとき、上の7つが欠けていないか客観視できればよいなと思いながらこの造語を思い出していきます。
後藤 聡 (研究員)
表現を通して生きものを考えるセクター