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2025.08.08

ナミアゲハの前蛹まえの背中の縦線

もちまろ

毎年ナミアゲハの幼虫を育てていますが、前蛹になる前の移動する際、背中の内側に上下激しく流れるような縦線が見えます。「速く誰にも見つからないように、急いで移動して!」のような信号に見えるのですが、関係ありませんか?

2025.08.08

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

とても良いところに気がつきましたね!
おしり側から頭がわへ、信号が流れているみたいに見えますね。
それは幼虫の心臓です。
昆虫の心臓は「開放血管系」といって、おしり側から吸い込んだ血液を頭の後ろで押し出す、ポンプのような形状になっています。それで後ろから前へ向かって動く信号のように見えるんです。
頭の後ろで押し出された血液は、体の中を通ってまたおしりの方へ戻ります。
脊椎動物の血管は閉じた管が全身に張り巡らされていますので、仕組みが全然違いますね。

前蛹になる直前になると心臓が良く見えるようになるのですが、なぜそうなのかは不明です。また、前蛹になる前に平均8メートルくらい歩き回るとされていますが、その理由についても未解明です。

身近な生き物でも、まだわかっていないことが沢山あります。

2025.08.08

2. もちまろ

尾崎先生

返信ありがとうございます。心臓なんですね!何か知れて嬉しいです。前蛹前になぜなるのかは不明なのですね。いつもはおっとりしてるのに、水溶便(老廃物?)を出したら、慌てて移動するので、不思議でした。
虫かごの中で蛹になったので、
羽化が楽しみです♪

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