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2025.11.19

モンシロチョウの越冬について

モンシロチョウ

検索からご意見をいただきたく書き込ませていただきます。
大根菜にモンシロチョウの幼虫がおりキャベツを食べさせてみたところ、脱皮をし2cm程度になりました。
昨日から気温差が10度-5度と寒く活動気温が15-25度とあったのでエアコンなどで20度にしていたところ先ほど脱皮した次第です。
ところが最高気温と最低気温は
7-2、14-3、13-5、16-3と周りにモンシロチョウは飛んでおらず命を繋げるにはと検索すると越冬蛹とのことですが調べても何日で蛹になるのか、また温度管理や日光について詳しい内容が見つからず、明日から急にエアコンのない室内にして(10度前後)もいいのか、また越冬蛹になるには何日くらいキャベツを上げていていいのか困っております。
ご教授頂けますと幸いです。

2025.11.21

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

現在はまだ暖かい部屋で育て、蛹(サナギ)になってから様子を見て判断するのが最善ではないかと思います。

餌を食べているのでしたら、まだ幼虫ですので、エアコンの効いた部屋(20度前後)のままにしてあげてください。
10度前後の環境にしてしまうと、寒さで活動ができなくなり(昆虫は基本的に10度未満では動けなくなります)、蛹になる前に死んでしまう可能性があります。

蛹になるまでの期間については、育っている環境の温度の影響や個体差があります。十分に育つと自分から餌を食べるのをやめ、壁や天井などに移動してじっと動かなくなります。そこまで育てあげてあげてください。

蛹になったら、それが「すぐに羽化するタイプ」か「越冬するタイプ」かを見極めます。

まずは室温で観察(2週間〜1ヶ月)
蛹になった後も、しばらくは今の室温(20度くらい)の場所に置いておきます。
もし**2週間〜1ヶ月以内**にチョウが出てきたら、そのまま部屋の中で飼育し、ポカリスエットや砂糖水などを与えて一生を全うさせてあげると良いと思います(この季節、外では生きられないし、交尾相手も見つからないため)。

羽化しなかった場合(越冬蛹)
1ヶ月ほど経っても羽化しない場合、その蛹は「休眠(冬眠モード)」に入っています。
こうなったら、日が当たらない屋外(雨風のしのげるベランダや軒下など)に移してあげてください。春までじっくり寒さを経験させることで、春の訪れと共に羽化できるようになります。

無事に蛹になれるよう応援しております。

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