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2026.04.09

アゲハのごはん

さくさくもどき

ーガレットの花は、アゲハは飲んでくれないから何の花だと飲んでくれるのか(子)

羽化に失敗して飛べないアゲハ蝶がいます。薄い砂糖水をあげたりもしていますが、お花の方が良いかと思いマーガレットをあげてみました。マーガレットはストローが刺せないのか花の蜜を吸っていないようです。図鑑にはどんな花でも良いと書いていますが、好みの花があるのでしょうか?
(親補足)

2026.04.09

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

羽化がうまくいかなかったアゲハチョウを大切にお世話されているのですね。飛べなくても一生懸命生きている姿を見守ってくださっていることが伝わってきます。

砂糖水を飲ませてあげているのは良い対応です。もし弱ってきているようでしたら、ハチミツを水で10倍くらいに薄めたものを脱脂綿(またはコットン)にしみこませて、爪楊枝でストロー状の口(口吻、こうふん)をそっと伸ばして先端を液につけてあげると飲んでくれます。当研究室では市販のポカリスエットをそのまま成虫の餌として使っていて、ミネラル分が含まれているためか、薄めたハチミツや砂糖水よりも元気でいる期間が延びるように感じています。

マーガレットの花の蜜を吸わないというご質問ですが、チョウは基本的に花の蜜なら何でも飲むことができます。ただ、花の構造によっては口吻が届きにくいものがあります。チョウがよく集まる花には共通点があって、小さい花がたくさん密集して咲くタイプの花です。歩道脇によく植えられているアベリアなどがその代表です。

花には「蜜標(みつひょう)」といって、「蜜はここですよ」と昆虫に教えるための目印の模様があります。紫外線を吸収する模様なので人間の目には見えないのですが、昆虫は紫外線が見えています。小さい花がたくさん集まって咲いていると、チョウにとっては蜜標がたくさん並んで巨大な目印のように見えているのではないかなと、個人的に想像しています。

もしお花をあげるのでしたら、アベリアやブッドレアなど、小さな花が集まって咲くタイプの花を試してみてください。ただ、飛べない状態ですと自分で花に止まって吸蜜するのは難しいかもしれませんので、ポカリスエットや薄めたハチミツ水を直接飲ませてあげる方が確実だと思います。

大切にお世話を続けてあげてください。

2026.04.10

2. さくさくもどき

ご丁寧なお返事ありがとうございます。

蝶々さんは手でそっとすくって、小松菜の花に持って行くと、ストローを伸ばして飲んでいました。(子)

花の好みというよりは構造的な理由で、飲みにくいので飲まないのかなと思いました。
◎小松菜の花  ×パクチーの花  ×マーガレット
他の、教えていただいたお花も見つけたら試してみたいです。あと、はちみつ水もあげてみようと思います。花も蝶も生きるために人間には見えないやり取りしているのが面白いなと思いました。ありがとうございます。

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