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2026.05.23

寒いですね

かも

随分と寒い日が続いています。いよいよ温暖化による寒冷化が始まるのかと不安な日々です。
是非一度

「すばらしい世界旅行 アラスカの旅“第五氷河期” 1967
TVアニメ
日本
1967/01/29 ~ 1967/02/05 | 日本テレビ 」

を発掘してご覧下さい。
普通には見られませんが、映像はアーカイブとしてどこかに保管されているはずです。

https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/booklet-gazette/bulletin/634/open/634-06-3.html

温暖化から寒冷化に至るシナリオが丁寧に描かれています。そこに書かれている温暖化のシナリオがまさに今進行している事態そのもです。
ガラス温室の効果で語り始められた温暖化が地球全体の保有熱量の増大に変化し海水温の上昇がもたらす気候の大変動期を過ぎて、取り返しのつかない寒冷化へと進んでいく物語です。
21世紀初頭に晴天が続き海水温が上昇して大気循環が活発になり大きな気候変動が起きる。
今そこまで進行しています。
海水温上昇が止まらず水蒸気の蒸散が増大して降水量が増えて地球全体が雲に覆われるようになるとあっという間に寒冷化が始まってしまいます。海水温が下がりきるまで分厚い雲に覆われて第五氷期が到来するという物語です。
ご覧下さい。

2026.05.27

1. 中村桂子(名誉館長)

かも様
 気候変動は今後どうなるのでしょう。気候モデルを作っての研究が進んでいますので、現時点での専門家の認識はどうなっているのか知りたいところです。生きものも気候も複雑でわからないことが多すぎますから、力を振りかざさず、行動を控えめにするというのが、今できることかなと思っています。
 かもさんにお詫びをしなければならないことがあります。アメリカなどで大地再生農業が盛んになっていると申しました。その通りなのですが、そこでは農薬など使っていないかのように申しました。詳しい友人が、確かに大地再生農業は増えているけれど、その中で薬も肥料も使わないという人はまだ少数派で多くの人はそれらを使っていると教えてくれました。これからだんだん使わない方向に行くのだろうけれどということでした。大変なのですね。ここでも、自然の複雑さを教えられました。申し訳ございません。
                           中村桂子

2026.06.09

2. かも

ご回答頂き有り難うございました。お詫びなどとんでもありません。自然に対する見方や考え方が多様であることはそれだけで十分に意味有ることとだと思います。
私が農業に携わっていて感ずるのは、農業とはその自然界にあって目的とする農産物を最も合理的で完全に自然の法則のよって植物を育てることだと考えています。
植物が生長する上で、自然界においては植物の生育は自然の原理よってするしか方法がないのです。
化学肥料や農薬が批判されますが、元はと言えば植物が成長するに必要な栄養塩を最も合理的な方法で植物に与えて理想的環境を作り出して最大の成果を得る方法を探ることで農業は成立してきました。
窒素リン酸カリは元々自然界にある栄養素であり、植物体の中で循環して利用されます。
自然界では一切の収奪がなければその場で循環されますが、生産物を取り出す農業ではその失われて可用性金属は何らかの方法で補給しなければなりません。
昔は其れを山林から落ち葉を集めて腐葉土にして使っていましたが更に単位面積からの収量を増やし効率を上げようとすれば外部から補給するしかありません。
その夢を実現したのが化学肥料です。必要なときに必要なだけの栄養塩を与えることで初めて其れが可能になります。更に3要素だけでなく、根張りを良くしたり水分を補給したり有機物を分解する微生物の生成する酵素も重要な生育環境を作ることになります。
その全ての条件を満たして初めて植物は理想的な環境で最大の生産をあげることが可能になります。病気にならず昆虫に食害されないためにする農薬も全く同じ事です。
農業とは、自然の原理を最大限活用して最高に理想的な環境を作り出すことによって初めて達成される環境保護そのものです。
そこに化学肥料は農薬に対する誤解があります。
沈黙の春が鳴らした警鐘は、その合理的理解もないままに殺虫剤を空中散布するという暴挙を戒めた最初の警報であったのです。
病菌も害虫も駆除されることに対抗して変性してして次々と耐性を獲得して生き残ろうとします。まさに戦いです。其れは人間の生存にとっても同じ事です。ウイルスに対抗するワクチンを作り続けるしかないのです。
数々の失敗を繰り返してきましたその失敗から学んでおいしい食料を作らなければ人間の生存は守れません。
生物農薬もその手段の一つです。然しそれだけでは絶対に対抗できません。自然界はそれほど生やさしくないからです。
今人類が犯している最大の環境破壊は、川を綺麗にするとして川に流れる有機物をすっかり奪ってしまったことです。大量の有機物が陸地から海に注がれることで初めて海の自然が成立しているのです。
自然界ではその大量の有機物を嫌気性汚泥として供給しています。
黒く濁ったドブ川とヘドロの海が海の栄養源だったのです。それを人間の都合出なくしてしまったことが最悪の環境破壊になっています。
其れと再生可能エネルギーという暴挙です。
自然界に無駄な有機物などないのです。全ての有機物は地球上の生物の重要な食料だからです。
今鳴らすべき警鐘はそのことだと考えます。痩せ衰えた海がそこにあります。
農業などより遙かに深刻な危機があります。

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