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SYMPOSIUM

生命誌から
生命科学の明日を拓く

生命誌研究館・京都大学iPS細胞研究所 共催

開会宣言

生命誌研究館で長らく館長を務めてこられた中村桂子先生からバトンを受け取り、この4月から館長を務めることになりました。機を同じくして山中伸弥先生が所長を務められる京都大学iPS細胞研究所が創立10周年を迎え、今日の会は共同企画として実現しました。オンライン開催で全国から多くの高校生にご参加いただき喜んでいます。

山中先生はiPS細胞の発見者としてノーベル賞を受賞しておられますが、私は京都大学時代に教授室が隣で、若い青年教授が世界的な科学者に成長してゆく過程を目の当たりにいたしました。科学者が社会に対しどのように責任を果たすべきか、その急先鋒として新型コロナウイルスについても積極的に発信しておられます。今日は、iPS細胞研究の他そんなお話も聞けるかと思います。

生命誌研究館は、科学のコンサートホールというコンセプトを掲げて参りました。コンサートを聴くように科学を皆で楽しむ場です。私は、これに加えて「問い」を発掘する場ということを強調したいと思います。科学にとって「問い」がいかに大切か。今日のお話しからもそれぞれがご自分の「問い」を見つけて欲しいと思っています。活発な質問をお願いします。そして、また研究館へ「問い」を見つけにお越しください。

JT生命誌研究館館長 永田和宏