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みんなの広場

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2021.07.20

「原っぱ」の存在

参照記事「研究館より」

ツチノコ

地域にもよりますが、「原っぱ」「空き地」というものが本当に今は少なくなってしまったと感じるようになりました。
子ども時代は公園も好きでしたが、何もない(けれど何かがたくさんある)原っぱが大好きでした。そこはいつも同じではなく「去年はこんなの咲いてなかった」という新しい草花や、見たこともない昆虫を発見する度に、そこはさらに特別な場所になっていったように記憶しています。長雨の後に巨大な水たまりができていると「みずうみ!」と言ってはしゃいで、いつもと違う表情を見せる「原っぱ」は飽きることのない冒険の舞台でした。人間は、常に同じ状態できっちり整っている環境を造るのが得意かもしれませんが、本当にそれが好きなのかな?と思うこともしばしばです。そして隙間や余白に美意識を見出してきたはずの日本人だからこそ、原っぱや空き地があることの良さを忘れたくないなとも思います。

2021.07.20

1. 中村桂子(名誉館長)

おっしゃる通りですよね。原っぱが見直されることを願っています。泥んこにならず遊べますし、季節によって可愛い花などが楽しめますし、虫たちも見つけられますし、小さな子供にとって等身大の自然がそこにはあります。人工的に作られた芝生と違って、その土地に合った自然と馴染んで暮らせるのがよいと思うのです。単なる空き地は草ぼうぼうになりますが、子供が遊べばそんなこともありませんし。原っぱ仲間がいて下さって嬉しいです。

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