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みんなの広場

生命誌について

2025.11.09

種から

参照記事「研究館より」

ゆきこ

先生、雲仙にいらしてたんですね、びっくりしました。
私は、雲仙普賢岳を毎日眺めながら出勤し、保育室や園庭から、毎日変化する山を見て、ただただ飽きる事なく、自然の凄さを感じる日々。恵まれてるなぁと日々過ごしてます。
雲仙市に、長年、種をとりながら野菜を作る農家さんがいらっしゃいます。その方の本を読むと、在来種、固定種の種の中には、その土地の記録(ここは雨がよく降るからなぁ、冬はまぁ、あったかいかな)が詰まっている。だから、いくつかの野菜は収穫せずに花を咲かせ、枯れて種を取り、保管してまた次年度その土に植える…
恥ずかしながら、種にそんな記録と記憶が詰まってるなんて、考えた事もなく。ちょうどその頃、中村先生の本と出会ってたので、凄く共通する事があり、一人感激した記憶がありました。

雲仙の直売所に行くと、昔は感じた土の匂い、野菜の香りでいっぱいです。夏は買い物後、喉が渇いて、つい購入したレタスを車の中で摘みながら帰ったことも。
気持ちが少し疲れたら、雲仙普賢岳と青い海と空を右に、野菜を買いに行くのが私の元気の源です。
ぜひ、また足を運んでください!

2025.11.11

1. 中村桂子(名誉館長)

ゆきこ様
 雲仙は10年前にも同じ仲間と一緒に伺って、種取りの高橋さんの農場にも行きました。さまざまなカボチャがあって楽しかったです。今、市場に行くと、いろいろな種があって素晴らしいと思いました。雲仙にはたくさんお友達があり、美味しいジャガイモを送っていただいたりしています。デストロイヤーなんて近くのスーパーマーケットにはありませんから。
「ここに住みたいなあ」という声も仲間から聞こえていました。
                   中村桂子

2025.11.15

2. さいちゃん

自然を感じる時間を大切にしたいです。
ゆきこさんは毎日雄大な自然を見て、感じて生活しているのですね。私は長崎の島原の友達と2度ほど雲仙・普賢岳の方に観光しただけで、中村先生やゆきこさんのような思いを持って行ったわけではありません。
スローライフ、筑紫哲也さんが始められた活動ということを知り、new s23の筑紫さんの話をいつも楽しみにしていたことを思い出しました。今、千成瓢箪を初めて育てて、実の中に種が50個も入っていて驚いたり、数珠玉の枝にオオカマキリの卵嚢を見つけて喜んだり、忙しい日々でとてもスローライフはできませんが、自然に目を向けることの楽しさを感じて生活しています。
中村先生のちょっと一言、いつも楽しみにしています。

2025.11.15

3. 中村桂子(名誉館長)

さいちゃん様
 私にとってのスローライフは、「生きもの時間で行動する」ということです。何でも効率で考え、タイパだコスパだと言わないこと。千成瓢箪やオオカマキリとの時間はスローライフです。実は、スローライフは忙しいのです。農業の方などやることたくさんの日々です。でも、時間の中身が充実しているので、楽しむ気持ちなのです。さいちゃんさんもそんな時間を過ごしていらっしゃるのだろうと想像しています。これからの季節は、どんな楽しみがおありでしょうか。また教えて下さい。
                  中村桂子

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