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2026.03.11

しなやかな強さへ

参照記事「研究館より」

柏原瑞可

この数年、そしてさらにこの一か月、世界中で横暴な力の強さを標榜する動きが連鎖反応を起こすかのようで、日々つらくて堪りません。弱さ故に共にいのちを紡いできた人間たちが、その歴史を踏みにじるように跋扈している。本来の強さはしなやかなもののはず。そのしなやかさを編み込んだ社会につくり直していかなければ、と改めて感じています。中村先生が書かれた『レイチェル・カーソン 沈黙の春』を、その道標に読ませていただこうと思っています。

2026.03.12

1. 中村桂子(名誉館長)

柏原瑞可様
 本当に辛い毎日ですね。これまでの歴史も変化してきたことを考えると、恐らく、国家主義、資本主義、民主主義、科学主義を基本としている現代が終末を迎えているという事なのだろうと思います。民主主義など無視の自分勝手としか言いようのないトップばかり、資本主義は格差を広げるものになり、主権国家などなんのそのどんどん攻め入り、核とAIのある中で戦争をする。すべて、壊れていますね。
 新しい社会をつくるなら・・・生命誌としては、生きものの星地球で生きる道をつくりたいです。私の周りの方たちは、日常の中で、一人一人の幸せを求める道を作っていらっしゃいますので「生きものとしての道」へと向かうことはできるのではないかと思っています(こういう文を書くときダーウィンは必ず「信じています」と書くのです)。
                    中村桂子

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