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2026.08.18

キアゲハが柑橘の葉を食べました

タイガ

趣味で庭に蝶を呼んでいます。
庭にはイタリアンパセリと柑橘を並べて置いてあり、キアゲハはたまにしか来てくれませんが、アゲハは毎年来てくれます。

食草のことについてはよく知っているつもりですが、アゲハがセリを食べたり、キアゲハが柑橘を食べないかと研究目線で見ていたら、ある日キアゲハが柑橘を食べていて、動画を撮れました。一回、専門の人に観てもらいたい思い、ここに書き込んでます。
いまはアゲハがセリ食べないか実験中です。

2026.08.20

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

お庭でのとても興味深い観察と、研究目線の素晴らしい探究心ですね。身近な「なぜ?」を丁寧に調べることが、科学研究の出発点です。

お寄せいただいた観察について、回答いたします。

・キアゲハが柑橘を食べた観察について:
幼虫、特に終齢が食草ではない植物を食べたという観察は時々ありますが、そのまま食べ続けて成虫まで育つことができたかはまた別の話です。
・動画について: 本来の食草以外を食べる瞬間を捉えられたのは貴重な観察記録です。
・海外での例: 地中海沿岸では、キアゲハがミカン科のヘンルーダを主な食草として利用しており、一部がレモンの害虫になっていると聞いたことがあります。また、ギリシャのクレタ島では、キアゲハがセリ科植物とミカン科植物の両方を利用していることが知られているそうです。これは、共通祖先が食べていたミカン科植物なら、キアゲハにとっては先祖返り的に利用するのは難しくはないのかもしれないと考えられています。
発育できるかについて: 一方で、本来の食草(セリ科)ではない柑橘(ミカン科)を食べた場合、植物に含まれる化学物質をうまく消化・解毒できず、途中で発育が止まったり蛹化不全(ようかふぜん)を起こしてしまったりする可能性も考えられます。
・実験中のアゲハ(ナミアゲハ)がセリを食べるかについて:
アゲハがセリ科植物を食べるかどうかの実験も、興味深い視点です。ナミアゲハは稀にキク科などの代用食で成長する例外的な事例も知られていますが、生育途中で科や属が異なる植物への食草変更はうまくいかないことが多いとされています。今後の観察結果に期待しております。
・今後の観察について: せっかくなので、柑橘を食べたキアゲハが無事に蛹になり、成虫が羽化するかぜひ観察してください。

身近な「なぜ?」に研究目線で向き合い、実験まで試みられる姿勢を心から応援しております。無事に成長するかどうか、ぜひ観察を続けてみてくださいね。

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