1. トップ
  2. 語り合う
  3. みんなの広場
  4. 排泄

みんなの広場

その他

2026.09.30

排泄

たく

飛んでも下に落ちてしまう雌のナミアゲハのことでお尋ねします。何回もきばってがんばっているのですが排泄ができずにいます。餌はポカリスエットをうすめてあげていました。何かしてあげられることはないでしょうか。よろしくお願いします。

2026.09.30

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

飛ぼうとしても下に落ちてしまい、排泄もうまくできないとのことですので、かなり弱っているのかもしれません。

いただいた情報だけから排泄できない原因を判断することはできないのですが、残念ながら、このような状態の成虫に人ができることはほとんどありません。

腹部を押すなど排泄を助けようとすることは、かえって体を傷つける可能性がありますので、そのまま見守ってあげるのがよいと思います。

餌については、これまでと同じように薄めたポカリスエットを、飲めるようであれば与えてあげてください。

何度も飛ぼうとしたり、排泄しようとしたりする姿を見ていると、何とかしてあげたいと思われるでしょう。残念ながらできることは限られていますが、静かな環境で見守ってあげるのが一番だと思います。

2026.10.06

2. たく

排泄のことでアドバイスを頂き有難うございました。

ナミアゲハの終齢幼虫の黒い傷のことでお尋ねします。腹脚の後ろ上部あたりの腹部側面から背面にかけて入っている斜めの線(上から見るとV字のような)の模様と、その下の黒いまっすぐな線の間の背面中央からほんの少し左のところに1ミリぐらいの何かが刺さったように見える黒くなったところがあります。拡大鏡でみると円形の穴が開いていてその周りがにじんだような(ぼやけたような)黒です。これはブランコヤドリバエの幼虫が入ったのではないかと心配しています。
助けてやりたいのですが、この穴に先のとがったピンセットを入れて、もしヤドリバエの幼虫が穴の近くにいるならそれを取り出すことはできるのでしょうか。またそんなことをしたら体から液体がでてくるのでそれをどうすれば止められるのかわかっていませんし、ナミアゲハの幼虫が大丈夫なのかもわかりません。よろしくお願いします。

2026.10.06

3. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

とてもよく観察されていますね。黒い点だけで寄生と断定することはできませんが、「円形の穴があり、その周囲が黒くにじんでいる」という状態なら、ヤドリバエ類などの寄生を疑うのは自然だと思います。

結論から申し上げますと、寄生している幼虫を外科手術のように取り出した例はあるようですが、積極的にはおすすめしません。手術に自信がなければ、そのまま蛹化まで見守るのがよいと思います。

ヤドリバエの幼虫が寄生している場合、体内にいる幼虫をピンセットなどで取り出すこと自体は、位置によっては可能だろうと思います。ただし、穴からピンセットを深く差し込むと、アゲハの組織や消化管などを傷つけてしまう可能性があります。また、寄生幼虫がすでに体内深くにいる場合には、黒い穴のすぐ下にいるとは限りません。

もし処置を試みるのであれば、穴から無理に探すのではなく、寄生幼虫が実際に見える場合に限って慎重に取り除く方がよいでしょう。傷口が小さければ、昆虫の体液が多少出ても自然に固まることがあります。また、傷口に少量のワセリンを塗って塞ぐ方法もあります。

一方で、黒い傷があるからといって必ず寄生されているわけではありません。寄生されたと思われる傷跡がありながら、その後正常に蛹化し、無事に羽化したという例もあります。経過を観察するという選択も十分に合理的です。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

コメントする

お名前
(ニックネーム可)
メールアドレス
コメント
アイコン
  • 入力いただいた情報は自動で掲載されません。
    当館の担当者が内容を確認の上、後日掲載させていただきます。
    掲載の折にはメールでご連絡いたします。
  • 内容によっては掲載されない場合があります。
  • メールアドレスは上記以外の目的に使用いたしません。