1. トップ
  2. 季刊「生命誌」
  3. 季刊「生命誌」61号

今号テーマ

時と場をめぐる

今年のテーマは「めぐる」でしょう。カードの愛読者から言われてドキリ。図星だったからです。生命誌について一緒に考えて下さっていることをありがたく思います。地球を形成する海と陸。その関わりの中で生きてきた人類の歴史の縮図を見せてくれるのが「島」であることを教えて下さった印東さん。島を巡る人々の自然との関わりから、改めて生きものの一つとしての人間を感じました。

リサーチは巡る季節を知るメカニズムの解明です。引き金は日長。地球が自転しながら太陽のまわりを回り続けてきた中で得た生き方です。ふと、24時間明かりをつけて暮らす現代の都会生活の異常さを思います。「BRHをめぐる研究」として、館での研究と、それに関わる外部の研究とを紹介します。さまざまな生きものでの体つくり、とくに体節つくりを比較し、個体の発生から進化を見ている小田研究室です。学会で数理モデルで同じテーマに取り組んでいる藤本さんと出会い、遺伝子ネットワークを探る共同研究が始まりました。

サイエンティスト・ライブラリーは顕微鏡で見た細胞の美しさへの感動を基に、自ら開発した急速凍結法で観察できる細胞像の中に知りたいもののすべてがあるとおっしゃる廣川信隆さん。研究者のお手本と尊敬しています。(中村桂子)

TALK

島々をめぐる
人々の暮らしの知恵

印東道子国立民族学博物館教授
中村桂子JT生命誌研究館館長
 

全文をみる

RESEARCH

研究を通して

生きものはどのように季節を知るのだろう? そのしくみを調べると、一つのホルモンがまったく異なる役割を担っていることがわかりました。生きものによく見られる使いまわしの面白い例です。

SCIENTIST LIBRARY

廣川信隆東京大学大学院特任教授

未踏の細胞を観察する

全文をみる

CARD

記事のエッセンスが詰まったカード型の読みもの
カードサンプルを見るカードサンプルを見る
  •  
2009年年間テーマ

めぐる

愛づる、語る、観る、関わる、生る、続く…と続けてきた動詞で考える。今年は「めぐる」です。回る、廻る、巡る。地球全体で水や炭素などの物質がめぐる、体内を血液がめぐる、季節がめぐる…自然界はさまざまなところでの「めぐる」から成っています。有限な地球で、生きものたちが38億年続いてきたのも、一つの生命体が滅び、また新しい生命体が生まれるというように「めぐる」をくり返してきたからです。さまざまな研究室をめぐって興味深い研究を探し出すのも楽しみです。

季刊「生命誌」をもっとみる

オンライン開催 催しのご案内

レクチャー

6/18(土)14:00〜15:30

皮膚のはたらきはどのように進化してきたのか?