1. トップ
  2. 語り合う
  3. 研究館より
  4. アフリカ生活と肺魚マカロニくん

研究館より

表現スタッフ日記

2022.09.15

アフリカ生活と肺魚マカロニくん

初めまして。2021年4月から受付・時々展示ガイドをさせていただいている古川早苗です。

高槻出身の夫と結婚して30年以上になるのに、この施設の存在を知ったのは実はコロナ禍が始まってからなのです。コロナ禍で密にならないお出かけ先を探して見学に行っているうちに、ありがたいことにBRHのスタッフの一員になることが出来ました。週の4日は受付に座っていますが、その前にいるのはアフリカ肺魚のマカロニくん。

実は私は1996年から3年間、アフリカのマラウイという国で暮らしていました。マラウイという国は土の色が赤いんです。陶器作りにも向いているらしくデッザ(Dedza)という陶器の街もありました。デッザは首都リロングウェから車で1時間ほど。そこへ行く途中、車窓から見えるのは『日干し煉瓦』を作っている墨のように黒い肌をした若者たち。マラウイでは日差しが強い&木々は煮炊きに優先的に使うためか、煉瓦は強烈な太陽の光に干して作ります。

アフリカは乾季と雨季がはっきりしているため、アフリカ肺魚は乾季になると周りの泥を利用して繭のようなものを作り『夏眠』するとか。(詳しくは展示を見てくださいね)そう、あの日干し煉瓦の中にも肺魚がいたかもしれません。

その『日干し煉瓦』でつくるのはマッシュルームハット(Hut)と言われる小さな小屋。名前のとおりキノコのような形なのです。住居スペースは円筒形に積まれた日干し煉瓦、屋根は草ぶきです。マラウイ人の住居は、田舎ではそのマッシュルームハットが多いのです。

広々とした大地にポコポコとそのお家がたくさん並んでいる風景はなかなかかわいいです。余裕のある人たちは、そのマッシュルームハットの壁を白く塗り絵を描いたり。ペンキ(漆喰?)で塗られた壁は防水効果もありそうなので、大雨が降ってもその日干し煉瓦から肺魚が出てくるようなことはなさそうですね。

あの赤い大地に建っていたマッシュルームハットの煉瓦の中にもマカロニくんの仲間がいたのかなぁ。。。そんなことを思いながら、日々マカロニくんの前に座っています。

是非マカロニくん、そしてそのお隣のアボカドくん2匹の肺魚たちに会いに来てくださいね。どうぞよろしくお願いいたします。


「あくび」をするマカロニくん

 
水面に口を出して肺呼吸(左)したのち、水中に戻るマカロニくん(右)。

古川早苗 (受付スタッフ・展示ガイド)