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研究館より

表現スタッフ日記

2025.09.17

日常につながる生命誌

ご無沙汰しております。8月の末から、育児休暇を終えて復帰いたしました。周りの皆さまに助けられながら、少しずつペースを取り戻しているところです。よろしくお願いいたします。

お休みの間の日常も生命誌とのつながりをたくさん感じました。子どもがお腹の中にいる時は、生まれるまでの時間について考え、無事に生まれた時には偶然と奇跡が何度も積み重なってこの世界に誕生したのだなと感動しました。新生児期、昼夜の区別がまだなく深夜に目を輝かせている子どもに「夜はね、ねんねするんだよー…。」と囁きながら、ぼんやりした頭でまだ体内時計が整っていないんだなと納得したり、子どもがなかなか泣き止まない時は「おかーさんいるよー」と声をかけながら、「喜びのピヨ」に変われ〜!と願いました(笑)。最近は喃語をたくさん話すようになったので、私の言葉はこの子にはメロディーに聞こえているのかも。と思いながら楽しくおしゃべりしています。

子どものいる生活をはじめてもうすぐ1年になりますが、食べて、寝て、遊んで、泣いて、興味に忠実にひたすら動き回る子どもは、まさに“生きもの”だなと感じます。日常は忙しなく過ぎていきますが、瞬く間に成長していく様子を近くで“愛づる”ことのできる幸せを忘れないように過ごせたらなと思います。

復帰後は、早速次号の季刊「生命誌」の記事を担当させてもらえることになりました。これからは表現を通して生きものを考えるセクターの一員として、また母としても、生きものをじっくりと見つめて丁寧に表現していきたいとおもいます。次号の季刊誌の発行も楽しみにお待ちください。