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研究館より

ラボ日記

2024.04.02

虫の会(拡張版) 第三回の開催です

虫屋の皆様に楽しんでいただけるよう、試行錯誤をしながら開催している「虫の会(拡張版)」は、2024年5月18日(土)に第三回目を迎えます。

JT生命誌研究館のイベントは、科学者ではない方々に向けた内容になることが多いのですが、 「虫の会(拡張版)」はどちらかといえば研究者に向けたイベントです。

日本の昆虫学は、いわゆるマニアと呼ばれる人たち、ハイレベルなアマチュアによって支えられてきたと面が強いと個人的には考えています。 そのような人たちとプロの科学者が集まって、昆虫という興味を共有して、同じ目線で、思う存分虫談義をしようというのがこのイベントの趣旨です。ちなみに、虫の会(拡張版)では、講演のことを「話題提供」、質疑応答のことを「虫談義」と呼んでいます。

それでは、昆虫に興味がない人たちは無関係なのでしょうか?
そうではありません。昆虫に興味がない人は、虫屋と言う生き物の様子を見て楽しむのも1つの参加方法です。

講演者は、尾崎個人が詳しくお話を聞いてみたいと思う方を独断で選考しています。たくさんいらっしゃるので、毎回とても悩ましい選考になります。年に複数回開催できたらいいのに。

今回は、静岡大学の後藤 寛貴先生に、
「ピン留め」と「退縮」で作る昆虫の鋭い構造
- カブトムシの角とクワガタムシの大顎を例に -



というタイトルで話題提供をしていただきます。
今回も現地で虫談義に参加する昆虫研究者、オンラインで虫談義に参加する昆虫研究者を募集します。

詳細は後日、JT生命誌研究館のトップページにご案内が掲載されますので、そちらでご確認ください。
 

アゲハチョウを研究材料として、様々な生き物がどのように関わり合いながら「生きている」のか、分子の言葉で理解しようとしています。